女子FIHシリーズファイナルは２４か国が３会場に分かれて戦うFIH主催の国際大会であり、２０２０年東京オリンピックの「最終予選への出場権獲得」のかかった大会でもある。

女子ホッケー日本代表さくらジャパンは3会場のうち、広島で開催される大会に出場する。(アイルランド大会は６月８日開幕、スペイン大会は６月１９日開幕)

広島大会は、FIHホッケーオープンで勝ち進んだ５ヶ国（ポーランド、ウルグアイ、ロシア、メキシコ、フィジー）と、FIHプロリーグに参加していない国の中で世界ランキング上位３ヶ国（インド、日本、チリ）を合わせた計８ヶ国での戦いとなる。

今大会で上位２位までに入ったチームが２０１９年１０～１１月に行われるオリンピック最終予選の出場資格を得られる。

さくらジャパンはすでに開催国枠でのオリンピック出場が決定しているが、他の国々は最終予選の出場権獲得のため、またオリンピックに向けて日本での実戦経験を積むためにメンバーを揃えて今大会に臨んでくるだろう。

今回のさくらジャパン選手団には多くの若手選手が選ばれている。
オリンピックメンバーに選出されるためには、今大会のような世界ランキングポイントのかかったプレッシャーの大きい国際大会で力を発揮する必要がある。

若い選手がこのような国際大会で活躍し、メンバー選考における競争のさらなる活性化を期待したい。

今後、世界ランキングは東京オリンピックの予選の組分けにも影響する。

オリンピックでメダル獲得を目指すさくらジャパンがどの順位で大会を終えるか、期待を込めながら注目したい。