スタッツ

戦評

多くの観客が見守る中、大井ホッケー場メインピッチで、第46回女子全日本学生ホッケー選手権大会、決勝戦を迎えた。
第1Q、天理大学のセンターパスから試合が開始された。互いにスクープの応酬、激しい守備と攻防の場面が続いた。天理大学が自陣からスクープで繋ぎ、#10村山が一人でサークル内に持ち上がる。フリーでリバースシュートを打つが、これはゴールの枠を外れる。立命館大学もサークル内に持ち込み、ペナルティコーナーを獲得。シュートを狙うも天理大学の一番騎がこれを阻止し、カウンターに持ち込む。両者譲らず、0-0で第1Qを終える。
第2Q、昨年と同様の顔合わせということで拮抗した展開が続く。どちらもコート中心で取り取られで、中々25m内に持ち込めない。試合が動いたのは8分、立命館大学#19丸山がサークル内でリバースシュートを放つ、これは天理大学のキーパー#1狩野が上手く弾くが、これを拾った#17岸がすかさずヒットでゴールニアに沈めた。その後、天理大学の守備陣がサークル内で取りこぼしたボールをシュートに持っていく場面も見られたが、スコアは変わらず1-0で立命館大学がリードで前半を折り返す。
第3Q、立命館大学にグリーンカードが提示され、人数有利となった天理大学。これを機に攻めに持っていきたいところであるが、ゴール付近に持ち込んだボールから、リバースヒットが何本も炸裂するがゴールを捉えられない。両者耐え、スコア変わらず1-0で最終クォーターを迎える。
最終第4Q、序盤に大きく動く。立命館大学#4藤沢が左から打ち込んだパスに#3有岡が反応。これは点には至らなかったが、相手のファールを誘う。このペナルティコーナから、#5上野のボールに#4藤沢がタッチを決め、勝ち越しに成功する。天理大学も最後までゴールを目指すも、あと少し届かず、2-0で立命館大学が優勝を飾った。