大会名 | 2012大学王座 | 対戦カード | 早稲田大学 対 天理大学 |
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区分 | 男子 | ステージ | 決勝 |
プール | - | 試合番号 | M12 |
開催日 | 2012年11月02日(金) 12:30 | 会場 | 柊野 |
早稲田大学 (関東第1代表) |
0 | 0 | 前半 | 1 | 2 | 天理大学 (関西第2代表) |
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0 | 後半 | 1 |
6月19日
第31回全日本大学王座決定戦の決勝戦は、通算3度目の決勝進出で初優勝を狙う早稲田大学と、通算21度の優勝を誇る天理大学による対戦カードとなった。会場に緊張感が漂うなか、天理大学のセンターパスにより試合が開始された。パワーを活かした勢いよく攻め上がる天理は、いきなり早稲田のゴールを脅かすが得点には繋がらなかった。一方、早稲田はチームワークを活かしたボール回しで中にボールを繋いで、効率よく攻めて対抗した。早稲田#7川原がスペースに走り込むも、天理のプレッシャーが強くてなかなか噛み合ない。天理は持ち味に強力なストロークを武器にどんどんとサークル内にボールを打ち込んでいくも早稲田の組織DFに阻まれる。
前半10分に早稲田#10田村がリバースシュートを打ち込むもGKにセーブされる。だがここから早稲田が攻め込む場面が増えていき、前半13分に早稲田#14吉川がPCを獲得すると、これを早稲田#2田中の鋭いフリックシュートを放つもGKに好セーブされる。内容的には早稲田が優位に試合を進めていくが、天理も強いストロークで早稲田の陣地を何度も脅かした。
前半20分、天理#15吉原が左サイドからスピードとキレのあるドリブルで突破してサークル内でボールを放ると天理#6三谷が飛び込んでシュートを決めて先制点を挙げる。そして前半25分に天理#15吉原が高速ドリブルで早稲田のサークル内に切り込むとPCを獲得、天理#5甘利がタッチシュートを狙うも惜しくもシュートは枠外に逸れていった。
前半28分頃から降っていた雨が強くなり土砂降りの状況になり、ピッチが最悪の状態になった。同点に追いつきたい早稲田は猛攻を仕掛けるが、ピッチの状態が悪くて混戦状態になるが、そのなかで早稲田#14吉川がサークル内に進入してリバースヒットを打ち、それに早稲田#8が上手く合わせたがGKの好セーブによって得点にはならなかった。そして、前半の最後まで早稲田が攻め上げていたが、得点が動くことは無く1-0の天理が1点リードで試合を折り返す。そして、ここで豪雨のため試合が中断して、順延することが決まった。
11月2日
暗雲が漂う中、早稲田大学のセンターパスにより、後半戦が開始された。天理は#6三谷のドリブルを中心に、対して早稲田は#2田中、#9鵜飼のロングボールを中心に堅守速攻で、お互いゴールを狙う。序盤は天理が支配するも、徐々に早稲田もポゼッションを高めていき、幾度となくシュートチャンスを作る。しかし、1点ビハインドという焦りがあるせいか、早稲田が得意としているパスホッケーを見せることができない。試合終盤まで早稲田が追いついてもおかしくない拮抗した展開となったが、早稲田は人数が少ないのに対して、天理は選手層が厚いため、交代が多く、プレースピード、そして精度が終盤まで落ちない。
後半34分、天理#6三谷が鋭いドリブルでPCを獲得し、#2大野がプッシュを左下に突き刺し、2―0と試合をほぼ決定付けた。その後、早稲田は諦めることなくゴールを狙いにいくが、残り時間が尽き、試合終了のホーンが鳴らされた。これで天理大学は王座決定戦を2連覇という大挙を成し遂げ、天理大学の強さを全国に見せつけた。
撮影: