ワールドカップさくらジャパンの対戦国発表

2018.03.06 18:07 | 日本代表 | 海外

ワールドカップの出場資格

ワールドカップに出場するためには、5大陸(アフリカ・南北アメリカ・アジア・ヨーロッパ・オセアニア)王者になるか、大陸王者を除いたワールドリーグの上位10位になる必要があります。
大会開催国は自動的に出場権を得られます。

女子日本代表は2017年のワールドリーグでセミファイナルに進出し、大陸王者を除いたワールドリーグの上位10位に入ったため、出場権を得られました。

男子日本代表はワールドリーグでは1回戦で敗退してしまっています。
アジア大会ではインド、マレーシア、パキスタン、韓国に次ぐ5位でした。
アジア王者のインドは開催国で既に出場権を持っているため、ワールドリーグでセミファイナルに進出した中国に出場権が移りました。

FIH ワールドカップ公式ページの"EVENT"の"QUALIFICATION PROCESS"(出場資格獲得手順)のページには5大陸王者の欄にオセアニア王者はニュージーランド、ヨーロッパ王者はフランスと書かれてありますが、オセアニア王者はオーストラリアで、ヨーロッパ王者はオランダです。
ニュージーランドとフランスはワールドリーグの順位によって出場権を得ています。
アルゼンチンはワールドリーグから出場していることになっていますが、南北アメリカ王者です。

優勝トロフィーは何でできているでしょう?

優勝トロフィーは男子と女子でデザインや歴史が異なります。

男子の優勝トロフィー

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上の写真は2014年の前回大会でオーストラリアが優勝した時の写真です。
大きく重たそうな優勝トロフィーです。

優勝トロフィーは金と銀でできていて、土台の部分には象牙も使われています。
トロフィーの一番上にはホッケーのスティックとボールがデザインされています。
土台を含めて高さは65センチ、重さは11.5キロです。

優勝トロフィーは1971年にパキスタンの Bashir Moojid が設計しました。
パキスタン男子は過去4回ワールドカップで優勝していて、最も優勝回数の多い国です。

パキスタンは1994年にオランダを破って優勝して以来、優勝からは遠ざかっていますが、この素敵な優勝トロフィーをまた手にしたいでしょうね。

女子の優勝トロフィー

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上の写真は2014年の前回大会でオランダが優勝した時の写真です。
男子の優勝トロフィーに比べると小さく、軽そうですね。

女子の優勝トロフィーは2018年大会から新しいトロフィーになります。

女子の優勝トロフィーは元々、1975年にロイヤルバンク・オブ・スコットランドによって寄付されたのが始まりです。高さは13センチで、スコットランドの「quaich」というサラダボウルがモチーフとなり、スコットランドの国花であるアザミの花がデザインされた愛らしいトロフィーでした。
しかし、男子の優勝トロフィーに比べるとあまりに小さいことが問題となり、今大会より新しい優勝トロフィーが使われることになりました。

新しいトロフィーのデザインを手がけたのは Thomas Lyte という金銀革製品を作るイギリスの高級ブランドです。
サッカーのFAカップ、ラグビーワールドカップ、テニスのレーバーカップなど数々のスポーツトロフィーも手掛けているブランドで、金細工と銀細工ではイギリス王室御用達です。

Thomas Lyte が手掛けるその他のスポーツトロフィーはThomas Lyte 公式ホームぺージをご覧ください。

新しいトロフィーはこれまで馴染みのあったボウルのモチーフやアザミの花は活かし、より大きく、立派なものになりました。トロフィーだけで高さは50センチあります。
トロフィーと土台は取り外し可能です。

女子trophy

この新しいトロフィーを手にすることができるのはどこのチームになるのか、今から楽しみですね。

次回

次回は「ホッケースティックはどうできているのか?」についてお伝えします。

メーカーによって違いはあるのでしょうか?

次回もお楽しみに。

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