笑いあり涙あり、2018年大学王座を振り返る

2018.07.02 | 大学生

第37回全日本大学王座決定戦が7月1日(日)閉幕した。
女子は東海学院大学が4年ぶり8回目の優勝、男子は昨年に引き続き、立命館大学が2年連続7回目の優勝を飾った。

1回戦、手に汗握るSO戦を制したのは早稲田大学

男女それぞれ12校が大学王座のタイトルをつかむべく、6月28日(木)から4日間の大会が始まった。

初日、1回戦で最も激しい戦いとなったのは男子早稲田大学(関東第4代表)VS朝日大学(東海第1代表)。
0-0(SO 2-1)早稲田大学勝利。

両チームとも攻撃の形を作るがなかなか得点を決めることができず、SO戦にもつれ込む。
手に汗握るSO戦は早稲田大学が制し、1回戦を突破した。

好セーブでチームに貢献した早稲田大学15番GK山本健悟を胴上げ

好セーブでチームに貢献した早稲田大学15番GK山本健悟を胴上げ / 出典元:https://twitter.com/waseda_sports

早稲田大学ツイッターによるSO戦勝利の瞬間。

準々決勝、聖泉大学が新たな歴史を刻む

大会2日目の6月29日(金)、準々決勝戦が行われた。
中でも白熱した戦いを繰り広げたのは聖泉大学(関西第3代表)VS法政大学(関東第1代表)。
準決勝進出がかかる大切な戦い。

結果は3-3でSO戦にもつれこみ、3-0で聖泉大学が勝利。(1-0/1-1/1-2/0-0)
聖泉大学は創部以来初めてベスト4に進出した。

先制点を決めたのは聖泉大学。第1Q終了間際に21番FW末廣結人が得点を決める。
第2Q、聖泉大学9番FW犬飼大貴がFGで追加点を決め、2-0とする。法政大学も反撃を仕掛け、30分に10番FB中谷宏樹の打ち込みに8番FW高橋優仁が合わせ、2-1となり、聖泉大学が1点リードで前半を折り返す。
第3Q、先に得点を決めたのは法政大学。開始2分にPCを獲得し、10番FB中谷宏樹が得点を決め、同点に。39分に聖泉大学がPCを決め1点リードするが、再び44分に法政大学が追いつく。
60分の試合では3-3と決着がつかず、SO戦へ。
3-0で聖泉大学が勝利をつかみ取った。

緊迫したSO戦で勝利をもぎ取り、創部以来初めてのベスト4に進出した聖泉大学

緊迫したSO戦で勝利をもぎ取り、創部以来初めてのベスト4に進出した聖泉大学

準決勝、女子昨年王者の天理大学敗れる

大会3日目の6月30日(土)、立命館大学OICフィールドで準決勝戦が行われた。
注目が集まったのは昨年王者の天理大学(関西第1代表)VS東海学院大学(東海代表)。

天理大学、東海学院大学どちらも決勝進出に向け、粘り強くプレーする

天理大学、東海学院大学どちらも決勝進出に向け、粘り強くプレーする

試合は前半両チーム得点に至らず、0-0で折り返す。
膠着した試合に先制点を決めたのは天理大学。32分にPCを獲得し、10番FW森花音が得点。待望の先制点だった。
天理大学優勢で試合が進むかと思われたが、天理大学得点の1分後、33分に東海学院大学7番MF冨岡映里の打ち込みから4番MF中川杏香がタッチシュートで得点を決め、1-1に追いつく。
さらに36分、東海学院大学26番MF立岩奈那が浮いたボールをゴールに押し込み追加点を決める。
逆転した東海学院大学は52分にも14番FW西尾亜裕の打ち込みから10番FWキャプテンの山口未彩季がタッチシュートを決め、天理大学に点差をつける。
得点が欲しい天理大学はGKを下げ、パワープレーに出るも、試合終了間際東海学院大学14番MF西尾亜裕が得点を決め、4-1で東海学院大学が決勝戦へのチケットを手にした。

準決勝敗退、3位決定戦へと回ることになった天理大学。
公式ホームページでは悔しさをにじませた。

お互いの均衡を先に破ったのは天理でした。しかし、その得点を得たペナルティコーナー後に失点しまい、相手は得点し続け、勝ちきることは出来ませんでした。 明日は、王座決定戦における最後の試合であり、上半期最後の試合が行われます。最後まで気を抜かず、勝ちきれるよう取り組んでいきます。

天理大学ホッケー部オリジナルサイト

因縁の対決女子決勝戦、東海学院大学4年ぶりの優勝

大会最終日の7月1日(日)、女子決勝戦が13:30~行われた。
決勝戦の組み合わせは東海学院大学(東海代表)VS山梨学院大学(関東第1代表)。
両チームとも2年ぶりの決勝戦進出である。

2015年、2016年にも決勝戦で東海学院大学と山梨学院大学は戦っており、2015年はSO戦で山梨学院大学が優勝、2016年も2-0で山梨学院大学が優勝している。

今年は60分間の試合で0-0と決着がつかず、SO戦になり、東海学院大学が優勝を飾った。

試合は膠着状態でどちらのチームもなかなか得点を決め切ることができない。
第4Q、準決勝でシュートを決めた山梨学院大学8番FW川口花菜がシュートを放つが、東海学院大学12番GK河合玲音の好セーブにより得点には至らない。
56分には東海学院大学がPCを獲得し、得点のチャンスと思えたが、今年度より新たに導入されたビデオ判定により取り消しとなる。

山梨学院大学4番MF尾本桜子と東海学院大学17番MF上嶋明莉が激しく競り合う

山梨学院大学4番MF尾本桜子と東海学院大学17番MF上嶋明莉が激しく競り合う

60分の試合では決着がつかず、SO戦に突入。
SO戦でも山梨学院大学3番GK瀬上芽里と東海学院大学GK1番久冨ひかりの好セーブにより両チーム3人まで得点を得点が決まらない。
最初に得点を決めたのは後攻の山梨学院大学。4番MF尾本桜子が決めた。
東海学院大学も粘りを見せ、5人目の10番山口未彩季がキャプテンらしく得点を決め、振出しに戻った。
6人目からは先に入れたほうが勝利となるサドンデス戦。
東海学院大学7番目の7番MF冨岡映里がきっちりと決め、東海学院大学が4年ぶりの優勝を飾った。

緊迫のSO戦を制し、優勝に喜ぶ東海学院大学

緊迫のSO戦を制し、優勝に喜ぶ東海学院大学

あと一歩で優勝に手が届かなかった山梨学院大学。
山梨学院ニュースファイルには監督や選手のコメントが掲載された。

寺本祐治総監督は「勝たせてやりたかった。残念です。ゲーム内容としては非常に良かったですけど1点が遠かった。SOで負けましたがフィールドの試合の中で勝ちきることができなかったのが敗因です」と振り返った。
堅い守備で山梨学院ゴールを守った守護神瀬上芽里選手は「最後のSOが取れると思ったのが、取れなくすごく悔しい。自分が全部止めてたら勝っていたので全部止めたかった」と下を向いた。
前線で身体を張ってゴールに向かっていた今尾明穂選手(4年 岐阜・各務野高)は「ディフェンスが一生懸命ゴールを守ってくれた分、自分は初戦も準決勝も点を取れなかったので自分が点とって優勝しようと思っていたところで点取れなかったことに責任と悔しさがこみ上げました」と涙した。
白石莉奈子主将(4年 岡山・瀬戸高)は「言葉では表せない悔しさです。王座奪還に向けてやってきたので。相手のキーパーも良かったですけど自分たちの力不足です。欲を言えば時間内で決着を付けたかったですけど」と無念さを胸に語った。今後について、「学生の大会はあと一つあるのでそこは絶対優勝できるようにまた一からチームをつくって頑張っていきたい」と前を向く。

山梨学院ニュースファイル|~女子決勝、東海学院に悔しい悔しい準優勝~

2年連続、圧巻の強さで立命館大学優勝

大会最後の試合は7月1日(日)15:00~男子決勝戦が行われた。
対戦カードは5年連続で立命館大学(関西第1代表)VS天理大学(関西第2代表)。
2014年はSO戦(2-1)で立命館大学が優勝、2015年は2-1で天理大学が優勝、2016年はSO戦(5-3)で天理大学が優勝、2017年は3-0で立命館大学が優勝、と毎年の因縁の対決である。

今年は6-2で立命館が優勝を飾った。(1-0/2-1/2-1/1-0)

立命館大学、2連覇7回目の優勝

立命館大学、2連覇7回目の優勝

試合は開始直後から立て続けに立命館大学がPCを獲得し、5分に獲得したPCで10番FW加藤凌聖がフリックシュートで得点を決める。
次にチャンスを形にしたのは天理大学。23分に12番FW伊帳田樹が得点をきめ、同点に追いつく。
しかし、26分に6番FW日置元勇がFGを決め、27分に4番MF池田瑞がPCで得点を決め、天理大学に差をつける。
後半開始直後、立命館大学11番FW渡辺晃大がリバウンドボールに反応し、得点を決める。
その後すぐ、天理大学もゴール前の混戦から2番MF野村行が得点を決め、食らいつく。
立命館大学の攻撃は緩むことなく、45分に5番FW西野樹が、49分に7番FB島田麗央がそれぞれFGで得点を重ね、6-2立命館大学が勝利した。

立命館大学11番FW渡辺晃大が得点を決め、喜ぶ立命館大学

立命館大学11番FW渡辺晃大が得点を決め、喜ぶ立命館大学

立命館大学は2連覇の喜びをツイッターに投稿している。

次のタイトル戦は全日本学生ホッケー選手権大会(インカレ)。
秋のインカレではどんなドラマが待っているだろうか。