サムライジャパン、ニュージーランドにラスト3分で敗北/テストマッチ

2018.07.12 15:11 | 日本代表

男子日本代表「サムライジャパン」(世界ランク16位)はニュージーランド代表(9位)と川崎重工ホッケースタジアム(岐阜県)にて7月11日(水)、テストマッチ第3戦を行い、2-3で敗北した。
ここまで、1勝1敗1分となった。

サムライジャパン、PC数では上回るも敗北

7月9日(月)に行われたニュージーランドとのテストマッチ第2戦で、日本は7-1で快勝。
このまま勢いに乗って勝利したい「サムライジャパン」だったが、ニュージーランドも簡単にはプレーをさせてくれなかった。

開始からニュージーランドのペースで進む。
両チーム得点が決まらない中、24分、ニュージーランドが待望の先制点を挙げる。さらに、すぐに追加点を決め、2点差となる。
追いつきたい日本は26分、PCを獲得。フリックシュートで山田翔太が得点を決め、1点を返す。
前半終了1分前、膳棚大剛が撃ち込んだヒットに村田和麻が合わせて得点。2-2の同点に追いつく。
後半、両チームともグリーンカードが出される激しい試合に。
積極的な攻撃をしかけるニュージーランドは57分、Jenness Stephen がヒットシュートを決め、決勝点となった。

この試合で獲得したPCの数は日本が6本、ニュージーランドは1本だった。

FIHの公式試合記録では日本の得点は2点とも村田和麻選手が得点したと記録されていますが、試合記録サイン時の誤認で、実際は山田翔太選手と村田和麻選手が1得点ずつでした。

暑さや湿気に苦しむもニュージーランド勝利

第2戦では日本に1-7で敗北したニュージーランド。
ニュージーランド代表のダレンスミス監督は「第3戦では、守備の課題を改善し、次戦はより良い対応をしていかないといけない」と話していた。

第3戦までの2日間でニュージーランドはチームの改善を図り、勝利した結果に、ダレンスミス監督は「良い形にチームが戻った」と喜んだ。

"Much better performance from the team today. We were in control of the match for large periods and I felt that our passing, movement and ability to hold the ball was much improved. We were also able to limit Japan's threats through our defensive application.

「今日の試合ではチームのパフォーマンスはだいぶよくなった。私たちは多くの時間、試合をコントロールしていたし、パスも動きもボールキープ力も非常に改善されたと思っている。それに、私たちの守備によって日本の攻撃を抑えることもできた。」

"The other aspect that was impressive is that we lost three players in the first half to injury meaning that we played the entire second half with only three substitutes. Considering the heat, humidity and Japan wanting to play the game at pace we showed some quality and determination to close the game out".

Vantage Black Sticks | News『Black Sticks clinch match with late Stephen Jenness winner』

「そのほかの印象的なことは、前半に3人けが人が出たことで後半は交代選手3名で堪えないといけなかった。暑さや湿気、日本が自分たちのペースで試合を運びたい中で、私たちは一定の質を見せ、良い形で試合を終わらせることができた。」

ニュージーランドとのテストマッチ第4戦は7月13日(金)18時に川崎重工ホッケースタジアムで行われます。
第2戦のように、日本の組織力でニュージーランドに勝利したいですね!