2018.07.19 20:00 | 日本代表
女子日本代表「さくらジャパン」(世界ランク12位)を率いるアンソニー・ファリー監督は昨年5月に監督に就任した。
2020年東京オリンピックでメダル獲得を期待される「さくらジャパン」。アンソニー・ファリー監督の指導方法とは?
Anthony James Farry(アンソニー・ジェイムス・ファリー)
1973年7月13日生まれ、45歳
オーストラリア国籍
妻、長女(4歳)、長男(1歳)
インドアホッケーの元オーストラリア代表選手(109caps)
2008年~2010年にはオーストラリア女子代表アシスタントコーチを務め、2011年~2017年までカナダ男子代表ヘッドコーチを務める。カナダ代表をワールドリーグファイナル、リオ五輪出場に導いた。
公益社団法人日本ホッケー協会広報委員会が2018年6月6日に発行した『ホッケーマガジンイヤーブック2018 NO.156』にアンソニー・ファリー監督について掲載されている。
「さくらジャパン」のキャプテン内藤夏紀選手と「サムライジャパン」のキャプテン山下学選手の対談記事では選手がアンソニー・ファリー監督に絶大な信頼を寄せていることがうかがえる。
内藤:監督が言うことを選手が「はい」と聞く、日本ではそういう環境が多いと思うんですけど、アンソニーはそれが全然ないですね。「僕は君たちとコミュニケーションをとりたいから、思っていることを言ってくれ」というタイプなので、練習でも「今できたことは何?」「上手く出来たことを言って」と選手に話しかけてきます。意見を聞いてそれに対してもちろん否定はしません。選手の声をすごくよく聞いてくれると感じています。
『ホッケーマガジンイヤーブック2018 NO.156』|特集 日本代表
また、チーム戦術については、プレスやアウトレットだったり、このシチュエーションではこういうポジションを取るべきだとか、そういうことをすごく明確に教えてくれるので、すごく分かりやすいと思います。
監督と選手のコミュニケーションはすごく図れていて、すごく仲がいいと思います。みんな監督大好きっていう感じです。
『ホッケーマガジンイヤーブック2018 NO.156』にはアンソニー・ファリー監督へのインタビュー記事も掲載されている。
チームとしての雰囲気づくりの大切さを語った。
―どのようなチームを作っていきますか。
パスの正確さと強さ、そしてスピードがすごく重要であることはもちろんですが、もう一つ重要なのがスマートさ、頭の良さです。どういう風に試合の中で一回一回の自分の判断を正確にいい判断をしていくこと目指していきたいと思っています。
『ホッケーマガジンイヤーブック2018 NO.156』|特集 日本代表
もう一つ大事だと思っているのはチームとしての雰囲気作りです。お互い相手のことを考えて、相手のために。そういうことを目指したチームにしていきたいです。
オランダ4ヶ国大会の時にテレビ東京さくらジャパンのが発信したTwitter。
監督、コーチ、選手が一致団結して対策を練っている。
朝恒例のミーティング
— テレビ東京ホッケー情報【さくらジャパン】 (@tvtokyo_hockey) 2018年6月29日
本日のオランダ戦へ向けて分析中
首脳陣をはじめ、#内藤夏紀 キャプテンが集まっています!#ホッケー #テレビ東京 #さくらジャパン #オランダ遠征なう#ホッケーW杯 まであと22日‼️ pic.twitter.com/BSo5ynogol
ワールドカップまで残り3日。
アンソニー・ファリー監督の母国、オーストラリアが初戦だ。