今市第三、試合ごとにぐんぐん成長。予選グループ3位から準優勝。

2018.08.17 17:21 | 高・中・スポ少

スポーツ少年団の全国一を決める全国スポーツ少年団交流大会が8月4日(土)から3日間にかけて行われ、栃木県の今市第三小学校区ホッケークラブスポーツ少年団が女子準優勝を飾った。
今市第三は予選のグループリーグでは、4チーム中3位の結果で決勝トーナメントに進出。
しかし、負けたら終わりの決勝トーナメントで着実に白星を重ね、出場全22チーム中2位で大会を終えた。
決勝戦まで勝ち進んだ強さは?
今市第三小学校区ホッケークラブスポーツ少年団監督の信末さんに伺った。

負けてしまった試合がターニングポイントに

大会を通して、子供たちが成長したなと感じることはありましたか?
信末:我がチームは、6年生二人、5年生五人という5年生主体のチームで、この7人をどうやって一つのチームにできるかが鍵であり、心配しているところでした。
しかし、試合毎に、宿舎で共に行動する毎に、選手たちの結束力は高まり、チームに一体感が生まれました。
このスピードには我々も驚き、想像を遥かに越えたプレーや試合ができたことには、感動を覚えました。

決勝戦まで勝ち進んだ勝因は何だったと思いますか?
信末:予選リーグは、2試合とSOにより、3位通過となりましたが、中でも、対大谷戦がターニングポイントだったと思います。
互いに一歩も譲らす、皆の力を出しきった結果負けてしまいましたが、この試合で、ここまでできたという自信と、悔しさが、選手たちを強くしたしたと思います。
そして何より、試合が進む毎に強くなる結束力と、選手たちがチームのために暑い中でも良く走った事が勝因かと。

ホッケーを通じて人間力を向上させる

普段の練習で、心がけていることやチームの目指す姿など教えてください。
信末:ホッケーを通して、人間力を向上させる。
ホッケーの技術の練習はもちろん、 それ以外の行動、例えば、挨拶、感謝の気持ち、仲間を思いやる気持ち等、人間として大切なものを、時には厳しく伝えます。
また、大会前後やチーム内に問題があるときには、ミーティングの時間を取ります。
試合の反省や、互いの意見を交換して、積極的にコミュニケーションを深めることで、子供たちの自主性や積極性を高める目的です。

今市第三のチームの強みは何ですか?
信末:選手たちの普段の努力により、ドリブル等、個々の技術力は高いと思います。
そして何より、ホッケーが大好き、はやくホッケーがしたいと思う気持ちがとても嬉しく、心強く思います。

今市第三

今後の目標を教えてください。
信末:今大会の足りなかった部分をもう一度見直し、更に技術を高めることと、 試合に臨む態度や行動等、あらゆる意味で他チームの目標となるチームを目指します。
また、ホッケーを底辺から元気にするべく、新入団員を増やすことが目標です。

20180817今市第三3

この夏、監督も驚くほどの急成長を見せた今市第三の選手たち。
予選から決勝へと様々な経験を経て、自信をつけた選手たちの今後に期待したい。