【後編】「サムライ」田中健太選手、オランダの新聞に特集記事が掲載。“日本人選手が海外でプレーをするという覚悟”

2018.09.12 | 日本代表 | 海外

男子日本代表「サムライジャパン」の田中健太選手。日本人男性で初めてオランダ1部リーグのクラブへ移籍した。
9月7日にデビューを果たし、チームに馴染んでいることやプレーでの存在感も示した。

オランダの新聞『NRC』は9月9日、田中健太選手の特集記事を掲載。田中健太選手への期待を伝えた。

マイホッケーでは前後編にわたって『NRC』の記事を紹介。
後編“日本人選手が海外でプレーをするという覚悟”では男子日本代表「サムライジャパン」の監督で、オランダ人のシギ・アイクマン監督の話をもとに田中健太選手がオランダ移籍を果たすまでのプロセスや海外リーグに挑戦することの影響を紹介する。

ハイレベルなホッケーが繰り広げられるオランダリーグ。田中健太選手はHGCに所属 出典元:https://www.nrc.nl/nieuws/2018/09/09/japanner-tanaka-moet-de-nieuwe-ster-worden-bij-hgc-a1615876

ハイレベルなホッケーが繰り広げられるオランダリーグ。田中健太選手はHGCに所属
出典元:https://www.nrc.nl/nieuws/2018/09/09/japanner-tanaka-moet-de-nieuwe-ster-worden-bij-hgc-a1615876

HGCの監督、3年前から田中健太選手に注目していた

『NRC』は田中健太選手がオランダリーグに挑戦することのきかっけはアジアの国際大会で戦う「サムライジャパン」での田中健太選手の活躍ぶりだったと伝えた。

田中健太選手が所属するクラブHGCの監督を務めるPaul van Ass はオランダホッケー界では著名人。
2012年~2014年までオランダの代表監督を務め、2015年からはインド代表の監督を務めている。

そのPaul van Ass 監督がインド代表の監督を務めているとき、対戦相手の日本でプレーする田中健太選手に注目していた。
田中健太選手に興味を持っていることがシギ・アイクマン監督の耳にも入り、移籍に関して重要な役割を果たした。

シギ・アイクマン監督は「私はPaul van Assの監督の資質を知っていたし、Kentaにとって最高の監督であると思った。彼はやる気を起こさせ、選手を鼓舞させることがとても得意なんだ」と話した。

HGC出身でオランダ人のBram Lomans選手の妻が日本人で、必要な時は通訳ができることも田中健太選手を助けた。
Bram Lomans選手は1996年アトランタオリンピック、2000年シドニーオリンピックにオランダ代表として出場し、金メダルを獲得するなどオランダホッケー界の有名人だ。

英語が話せないでは通用しない

だが、海外でプレーをすることは大きな違いがあるということも『NRC』は伝えた。
田中健太選手は和歌山県の公務員としての仕事をあきらめ、日本にいるガールフレンドと離れなければらなかった。
シギ・アイクマン監督は海外でプレーをしたいという選手に対しては「(海外に移ってホッケーをするということの)影響を理解している?他言語を習得するためのベストを尽くせる?」と聞くようにしているという。
「私は英語が話せませんでは通用しない。そうしないと失敗する運命になる」と話した。

シギ・アイクマン監督「田中健太選手は責任感ある選手」

海外移籍については厳しい部分もあるが、シギ・アイクマン監督は田中健太選手に信頼と期待を寄せているようだ。

「Paul van Assの監督はKentaの能力を分かっているからHGCは2年契約のリスクを取ったんだ。Kentaは速いし、器用だし、戦術的にもよく理解している。しかも、彼は誇り高い男。責任感がある」

引用:nrc.nl|”Japanner Tanaka moet de nieuwe ster worden bij HGC”

言葉や文化の異なる地で、ホッケー選手として一歩を踏み出した田中健太選手。
「サムライジャパン」の先駆者として、ホッケー強豪国のオランダでプレーをすることが認められた田中健太選手を応援したい。

■『NRC』の記事はこちら