2018.09.25 18:36 | 日本代表
パスがつながらず、人数が少ない状況に焦ったサムライジャパンは日本らしいプレーが発揮できず、因縁の相手マレーシアに敗れた。
男子日本代表サムライジャパンは0勝3敗1引き分けで、今大会を4位で終えた。
9月22日(土)に行われたオーストラリア4ヶ国大会の3位決定戦、日本は0-4でマレーシアに完敗。
これまでのマレーシア戦ではサムライジャパンの粘り強い気持ちのこもったプレーで試合終盤で同点に追いつき、マレーシアを苦しませてきたが、今回は1得点も決まらずに終わった。(0-1/0-0/0-3/0-0)
序盤は日本ペースで試合が展開され、2分にペナルティコーナーを獲得する。決め切ることができず、逆に第1Q終了間際の15分にマレーシアのカウンター攻撃により失点し、0-1に。
その後も得点チャンスは作るもののゴールに至らず、0-1で前半を終える。
第3Qから日本の焦りが見え始め、荒いプレーやミスが多くなる。
一方、マレーシアは丁寧につなぎ、PCのリバウンドから2点目、フィールドゴールで3点目、44分にもPCで4点目を決められ0-4に。
何とか追いつきたい日本だが、57分には谷光未有選手にイエローカードが出され、数的不利な状況に追い込まれる。
そのまま試合は終了し、0-4で敗れた。
日本のシュート数は3本、PC3本。一方でマレーシアはシュート数6本、PC2本だった。
マレーシアは8月のアジア大会決勝戦でSO戦で日本に敗北。あと一歩のところでアジア大会優勝と2020年東京オリンピックへの出場権を逃してしまったため、今大会では日本へのリベンジに燃えてた。
そのため、今大会の3位決定戦で日本に勝利したことは非常に喜ばしい結果だった。
マレーシアホッケー協会は、ラヒム・アミン監督のコメントを掲載。勝利の喜びと安堵を話した。
「Alhamdulillah(イスラム圏の言葉。神に感謝しますの意)日本に勝利することができて感謝しているし、先日のアジア大会の私たちの悲しみが少しは和らいた」
「3位決定戦の試合では、アジア大会とアルゼンチン戦で見られた問題を選手たちが解決しようと努めていて安心した」
「全体として、選手たちは充分なプレーをしたし、60分間辛抱強く試合をコントロールしたと思う」
シギ・アイクマン監督のもと、めきめきと力をつけている男子日本代表サムライジャパン。(世界ランキング16位)
今大会では6人の選手が代表デビューをし、選手層の厚さも磨かれている。
次回のサムライジャパンの試合は10月12日よりオマーンで行われるアジアチャンピオンズトロフィーだ。
インド(5位)やマレーシア(12位)、パキスタン(13位)となど、アジアの熾烈な戦いが繰り広げられる。