2018.10.23 16:01 | 海外
男子日本代表サムライジャパンの山下学選手と村田和麻選手が10月6日に開幕したオーストラリアリーグに出場している。
両選手は同じチームに所属し、全試合に先発出場。チームの勝利に貢献している。
男子は世界ランキング1位、女子は3位のホッケー強豪国オーストラリア。
国内リーグのオーストラリアリーグ(AHL)は男女同時に開催され、短期間で行われる。今年は10月6日から28日までの日程だ。男女それぞれ8チームが出場する。
世界最大の島で、世界最小の大陸である広大なオーストラリアは6つの州と2つの特別地域に区分される。
オーストラリア首都特別地域(ACT)、ニュー・サウス・ウェールズ州(NSW)、ノーザン・テリトリー(NT)、クイーンズランド州(QLD)、南オーストラリア州(SA)、タスマニア州(TAS)、ビクトリア州(VIC)、西オーストラリア州(WA)に分けられ、各州から1チームが出場。
山下学選手と村田和麻選手が所属するのはキャンベラ・レイカーズ(Canberra Lakers)で、オーストラリア首都特別地域(ACT)にある。
8チームはAとBの2つのプールに分けられ、まず、プール内の総当たり戦で勝ち点を争う。
プール順位の1位と4位、2位と3位によるたすき掛けの試合が行われたのち、順位決定戦となる。
オーストラリアリーグには独特のルールが2つある。
オーストラリアリーグでは引き分けの場合はシュートアウト戦を行い、必ず勝敗を決める。
南半球最古の新聞『The Sydney Morning Herald』はオーストラリアリーグ開幕3日前の10月3日、キャンベラ・レイカーズに日本代表の山下学選手と村田和麻選手が加わったことを写真付きで伝えた。
『The Sydney Morning Herald』では山下学選手と村田和麻選手のコメントも掲載。
「2020年東京オリンピックに先立ち、オーストラリアのトップクラスを相手に戦うことを楽しみにしている」と話した。
引用:The Sydney Morning Herald|SPORTS "New-look Canberra Lakers to kick-start AHL campaign in Tasmania"
10月6日に開幕したオーストラリアリーグはプール戦が終了。
山下学選手と村田和麻選手が所属するキャンベラ・レイカーズは10月20日(土)にプール戦最終戦をホームで迎えた。
対戦相手はニューサウスウェールズ・ワラターズ(NSW Waratahs)で、3-1で勝利。(2-1/0-0/1-0/0-0)
プール戦を2勝1敗の戦績で終え、Aプール2位につけた。
ホッケーオーストラリアが公開したハイライト映像。
オーストラリアで90年以上続く日刊新聞、『The Canberra Times』はキャンベラ・レイカーズの勝利を伝えた。
キャンベラ・レイカーズのキャプテンで、2012年ロンドン五輪銅メダリストのグレン・ターナー(glenn turner)選手は20日の試合で2得点を決める活躍。
グレン・ターナー選手のゴールを共に喜ぶ山下学選手。
山下学選手とともに先発で出場した村田和麻選手。
相手チームのボールをインターセプトするKazuma Murataというキャプションが添えられた。
プール戦はキャンベラやメルボルンなどオーストラリア各地で行われたが、25日からのファイナルステージは全てゴールドコースト(QLD)で行われる。
キャンベラ・レイカーズは次戦、Bプール3位のサウスオーストラリア・ホットショット(SA Hotshots)と対戦する。
勝てば決勝戦進出の可能性も見えてくる。
世界ランキング1位の強豪国、オーストラリアでサムライジャパンの山下学選手と村田和麻選手の活躍に期待したい。