2018.11.05 20:13 | 大学生
冷たい秋雨の降る駒沢オリンピック球技場が歓喜に沸いた。
手に汗握るシュートアウト戦を制し、7年ぶり7回目の大学日本一を飾った東海学院大学。
大学王座との二冠達成は8年ぶりだ。
大学日本一を決める男子第67回・女子第40回全日本学生ホッケー選手権大会決勝戦は11月5日(日)に行われ、7年ぶり優勝を目指す東海学院大学と15年ぶり優勝を目指す天理大学との激しい一戦となった。
スコア:東海学院大学 1-1 SO3-2 天理大学(0-0/0-1/1-0/0-0)
13分、この試合初めてペナルティコーナーを獲得した東海学院大学。様々なバリエーションを持つ東海学院大学のペナルティコーナーをだが、得点を決めることができず第1Qを0-0で終える。
なかなか点の決まらなかった第1Qだったが、第2Q開始直後16分に天理大学が先制点を挙げる。26番島谷日菜子選手(2年生)がゴールを決め、天理大学1-0のリードで前半を折り返す。
後半、早い時間帯に追いつきたい東海学院大学。
34分、ペナルティコーナーを東海学院大学キャプテンの山口未彩季選手が決め、1-1に追いつく。
第3Qでは両チーム疲れが見え始めたが、最後の15分、両チーム日本一を掴むべく激しい攻防が続く。
ゴールをとらえることができず勝敗はシュートアウト(SO)戦へ。
東海学院大学が先攻で始まったシュートアウト戦。
両チームの選手とも落ち着いたプレーを見せ、決勝戦まで勝ち進む強さを感じさせる。
後攻、天理大学5人目の選手が失敗に終わると、東海学院大学の選手たちは大健闘を見せたゴールキーパーの久冨ひかり選手のもとに駆け寄り、なだれ込んだ。
試合後の閉会式では大会を運営する日本学生ホッケー連盟より東海学院大学主将の山口未彩季選手にインタビューが行われた。
--優勝の率直な感想を聞かせてください。
山口:王座とインカレ、二冠をとることができてすごくうれしいです。
--決勝に向けてどのような努力をしてきましたか。
山口:まず、私たちはチームがまとまるということを意識してやってきたので、決勝でもチーム一丸となって出来たことがうれしいです。
東海学院大学のある岐阜県の地元紙『岐阜新聞』では小林和典監督の喜びのコメントを伝えた。
「1年間ここで勝つためにやってきた。久しぶりの2冠でもあるので本当にうれしい」
引用:岐阜新聞Web|スポーツ "東海院大が2冠 全日本学生ホッケー女子"
全日本学生選手権でトップ4に入った東海学院大学、天理大学、山梨学院大学、立命館大学は12月6日(木)より岡山県にある赤磐市熊山運動公園多目的広場で行われる第79回全日本女子ホッケー選手権大会に出場する。