2019.06.13 12:13 | 日本代表
男子日本代表サムライジャパン(世界ランキング18位)は12日(水)、FIHシリーズファイナル・インド大会の準々決勝でポーランド代表(21位)と対戦。6-2で勝利した。(0-1/2-1/2-0/2-0)
グループリーグでは3試合で7得点とゴール数が少なかったサムライジャパンだが、この日は6得点をあげた。
6得点の内訳は、ペナルティーコーナーとフィールドゴールがそれぞれ3得点。
ペナルティーコーナーの内訳は「ドラッグフリックの2枚看板」山田翔太と膳棚大剛がそれぞれゴールを決めて2得点。もう1点は村田和麻が放ったシュートのリバウンドを田中健太が落ち着いて決めた。
フィールドゴールの内訳は、1点目は渡辺晃大のクイックヒットパスをセカンドポスト(ファーサイドのポスト際)で待ち構えていた山﨑晃嗣がリバースタッチでゴール。
北里謙治がプッシュで押し込んだ2点目のゴールは、田中世蓮→田中健太→村田とテンポよくパスがつながった末のチームゴールだった。
試合終了間際のダメ押しゴールは福田健太郎が自陣25ヤードで奪ったのちに一気にカウンター。田中健太がサークルに持ち込み、最後は山﨑にパス。山﨑がこのゲーム自身2点目となるゴールをきっちりと決めた。
得点者
7分 FG #5 HILLYER Joseph
20分 PC #25 山田翔太 (岐阜朝日クラブ)
23分 PC #29 膳棚大剛 (天理大学ベアーズ)
26分 FG #11 HULBOJ Mateusz
34分 PC #9 田中健太 (HGC HC)
36分 FG #1 山﨑晃嗣 (滋賀クラブ)
47分 FG #11 北里謙治 (ALDER 飯能)
60分 FG #1 山﨑晃嗣 (滋賀クラブ)
この試合では日本の村田がマン・オブ・ザ・マッチに選出された。
12日は三谷元騎の29歳の誕生日だった。
高校時代から日本代表に選出され、150試合を超える国際試合出場数を持つ三谷。
もともとフォワードの選手だったがここ数年は中盤でプレーすることが多く、持ち前のキープ力でチームに安定感をもたらす存在だ。
6-2とスコアだけ見れば快勝したように見えるが、試合終了時の日本のコーチや選手の表情はそこまで明るくはなかった。
#FIHSeriesFinals #India #Odisha #Bhubaneswar@jha_hockey's Head Coach Siegfried Aikman: “If you win, it makes you happy. But I'm unhappy with the way we concede goals. The inconsistency in our play is troubling me. It’s fantastic to play the home nation. Exciting match ahead!” pic.twitter.com/rIAW3N16q4
— International Hockey Federation (@FIH_Hockey) June 12, 2019
ヘッドコーチ・アイクマンが「愚かなミスがあった」と表現したように、守備面で致命的なミスが見られたのも事実。
指揮官は大会を通じて、厳しい表情を見せ続けている。
しかし、インタビュアーが「次戦はホームのインドと対戦だが?」と話題を振ると、「パーティータイムになるだろう」と笑顔で答えたアイクマン。
2018年のアジア大会で覇者となった日本だが、同大会の予選リーグでインドには敗戦を喫している。
インドサポーターの熱狂的な応援が予想されるアウェイの地で、インド相手に「祝宴」を開くことができるか。
次戦・準決勝は6月14日(金)の日本時間22時45分に試合開始予定。
下記リンクでライブ配信予定となっている。
https://fih.live/view/event/48420
サムライジャパンの大和魂を見せる時がきた。
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