初優勝を飾った糸生・常磐スポーツ少年団。勝因は「誰にも負けない強い気持ちで、試合が出来た事」/全国スポーツ少年団交流大会

2019.08.04 12:00 | 高・中・スポ少

7月27日(土)から3日間、栃木県の日光市ホッケー場で「全国スポーツ少年団交流大会2019」が行われた。
同大会の目的は全国のスポーツ少年団にホッケー競技の楽しさと喜びを体験させ、より優れた技能とスポーツマンシップを身につけるための研修の場とするとともに、団員相互の交流を深め、仲間意識と連携を高めること。
今年で41回目の開催を迎えた。

同大会には男子31チーム、女子23チームが参加。

男子は31チームがAからHまでの8つのグループに分けられ、グループ内総当たり戦の予選リーグが行われる。
予選リーグでグループ1位と2位になったチームは決勝トーナメントに進出。
3位4位のチームはフレンドリーリーグを行い、上位1チームがフレンドリートーナメントに進む。

試合は前後半10分ずつ、ハーフタイムは6分だ。

今年、男子の優勝を飾ったのは福井県の糸生・常磐スポーツ少年団。初優勝だ。

【糸生・常磐スポーツ少年団の試合結果】
予選リーグ

決勝トーナメント

糸生・常磐スポーツ少年団の監督を務める安原さんに勝利の秘訣や普段の練習について伺った。

全国の舞台で練習の成果とチームワークを見せた糸生・常磐スポーツ少年団。優勝トロフィーや賞状を手に満面の笑顔。

全国の舞台で練習の成果とチームワークを見せた糸生・常磐スポーツ少年団。優勝トロフィーや賞状を手に満面の笑顔。

誰よりも声を出し、誰よりも走って、誰にも負けない強い気持ち

--初優勝おめでとうございます!最も大きな勝因は何だったと思われますか?

安原:チームの目指してきた、誰よりも声を出し、誰よりも走って、誰にも負けない強い気持ちで、試合が出来た事です。


--大会を通して、子供たちが成長したなと感じられる場面や印象的な試合がありましたら教えてください。

安原:決勝トーナメント1回戦と2回戦は、いずれも前半1-0でリードされる展開の試合でしたが、ベンチからは控えの選手も必死に声を出してチーム全員が最後まで諦めなかった姿に成長と勢いを感じました。

誰よりも声を出し、走って、仲間を応援して勝利をつかんだ糸生・常磐スポーツ少年団ボーイズ。

誰よりも声を出し、走って、仲間を応援して勝利をつかんだ糸生・常磐スポーツ少年団ボーイズ。

小学2年生から6年生まで27人が在籍

--普段練習はどのくらいの頻度で、何人が在籍していますか。

安原:毎週火曜日と木曜日の6時半から8時半までと、土曜日の午前中です。
チームの人数は27人で、2年生1人、3年生8人、4年生2人、5年生7人、6年生9人です。


--普段の練習で、心がけていることやチームの目指す姿など教えてください。

安原:まずは、挨拶と礼儀です。練習が始まったら、常にイメージしてやる事です。あとは声を出して、盛り上げて練習が楽しいって思えるスポ少でありたいです。

「常に上位目指せるようなチーム作りを目指したい」

--「うちのチームはここが違う!」など、アピールポイントはありますか?

安原:パスやトラップやドリブルやシュートなど、基本を大事にして、華麗なプレーではなく、泥臭くボールに食らいついていく事です。

--今後の目標は?

安原:糸生常磐スポ少は指導者が8人と多く恵まれた環境なので、協力して全国大会で、常に上位目指せるようなチーム作りを目指したいです。

挨拶や礼儀を大切に、基本に忠実なプレーを重んじる糸生・常磐スポーツ少年団。
全員の力を合わせ2度の逆転勝利から掴んだ初優勝は大きな財産になっただろう。

皆でつかんだ日本一。

皆でつかんだ日本一。