2019.10.13 20:52 | 日本代表
イギリスの2点目はサークル付近のフリーヒットからの得点だったが、サークルに入る前に5mボールを動かしておらず、反則だった可能性が高い。試合を実況していたアナウンサーもそれを指摘していたが、ゴールが認められてしまった。
映像を観る限り、日本は判定を下した審判にアピールしていたが、もう一方への審判へのアピールが足りなかったように感じた。
5mうんぬんのまえにドリブル突破とシュートを許さない守備ができればよかった話ではあるが、このようなケースは国内外を問わずよく起こるケースだ。「迅速に、自信を持ってアピールすること」、「もう一方の審判にも迅速に確認すること」が必要だろう。
上記は改善点だが、反対に審判とのコミュニケーションがうまくいった場面も見受けられた。
第4Q終了間際に日本がPCのシュートを放ったあとボールがクロスバーに当たり、高く上がった。直後の判定は日本側の反則となったが、日本のシュートがイギリス選手のスティックに当たってからクロスバーに当たり、そのボールが上に上がったことをすぐにアピールした。その結果、反対側の審判の助言もあって、判定は覆り、再度日本にPCが与えられた。この対応はよかった。(強いて言えば多くの選手で審判を取り囲まず、また、熱くなりすぎずに冷静にアピールするようにしたい。審判も人間だ。)
今大会のようにビデオアンパイアが無い大会ではサークル付近の際どい判定について、審判とのコミュニケーションがより重要となる。
審判を味方につけた戦いを展開できるか。若きサムライの「交渉力」にも注目したい。
日本の第3戦は15日、19:05からインドと対戦する。前回大会は0-1で敗れた日本。
インドは今大会の初戦でマレーシアに4-2で勝利、第2戦は8-2でニュージーランドに大勝して波に乗っている。
第3戦、日本が上位進出するためには落とせない一戦だ。
日本の試合結果、今後の日程は下記の通り。(時間は日本時間)
<試合結果>
10月12日 日本1-2オーストラリア
10月13日 日本1-2イギリス
<試合日程>
10月15日 19:05~ 対インド
10月16日 21:35~ 対ニュージーランド
10月18日 19:05~ 対マレーシア
10月19日に決勝・順位決定戦が行われる。
(文・藤本一平)