2019.10.23 17:39 | 大学生
今年度最後の全国大会となる今大会。初戦は23日に関西学大との対戦が行われる。関東王者のプライドをかけ、一戦必勝で突き進む。
◆10・23~27 第68回全日本学生選手権(大井ホッケー競技場)
もはや敵なしだ。春季リーグを優勝した勢いそのままに、秋季リーグでもプール予選全勝で1位通過。今期関東のチームを相手にした8戦を全て白星で飾っている。「明治は強い」(大嶋鴻太・商2=今市)。小刻みなパスでつなぐ攻撃型ホッケーを土台に、自他ともに認める〝強い〟チームを作り上げてきた。
いざ西を撃つ。前述の通り関東では圧倒的な戦績を誇るが、7月に行われた王座では2回戦で福井工大の前に敗退。この大会でベスト4に残ったチームはすべて関西の大学と「西高東低」の力関係にあるのが現状だ。今大会も初戦の相手は関西学大。勝利すればインカレ最多優勝回数を誇る天理大、さらにその先には王座優勝の朝日大と、関西の強豪相手の厳しい試合が続く。「1戦1戦、一生懸命に戦っていく」(小池文彦監督)。関東王者のプライドがある以上、負けっぱなしでは終われない。
同じ轍(てつ)はもう二度と踏まない。昨年度のインカレでは法大相手に初戦敗退。決して思い返したくはない、されど忘れてはいけない、苦い記憶だ。「今年は絶対に勝つ」(森紘之・法2=天理)。味わった無念を原動力に、リベンジの舞台を駆け上がる。
「目標としては優勝一択」(大嶋)。優勝回数12回を誇る古豪・メイジの32年ぶりとなる栄冠奪取へ「第1Q(クオーター)でいかに早くエンジンを掛けられるかが勝負」(舘亮佑主将・政経4=丹生)。気合は十分だ。舘組最終決戦が、今幕を開ける。
[高野順平]