2019.10.23 23:48 | 大学生
今年度最後の全国大会が幕を開けた。初戦の相手は関西学大。第4Q(クオーター)に一挙3得点と攻撃陣が大爆発し、2回戦へと駒を進めた。
最終スコアは5-0の快勝。しかし「サークル内での精度があまりにも悪すぎた」(小池文彦監督)。ボールの保持率では圧倒し、小刻みにパスをつなぐ。その結果、サークルインの機会こそ続々とつくり出すものの、肝心の決め手が振るわず。「点が入らないことへのもどかしさがあった」(FW加藤大椰・文2=今市)。第2Q14分にMF鵜飼聡太(政経3=丹生)のシュートで先制に成功するものの、それまでに放ったシュート数は合計17本。確率から考えても、決して褒められた幕開けではなかった。
本領発揮は後半戦。「何かが吹っ切れた」FW太田陸登(理工4=今市)。前半までの決定力不足はどこへやら、次々とネットを揺らす展開が続く。「自分たちのホッケーができた」(DF小林弘人・政経1=今市)。3・4Q合わせて8本のシュートを放ったうち、四つが得点に。関東王者の実力を発揮し、理想的なフィニッシュで次戦へとつないだ。
待ち構えるは最強の敵だ。2回戦の相手となる天理大は今年度日本リーグでも優勝を飾るなど、圧倒的な戦力を誇る。「立ち上がりは必ず前に来られるので、どう守り抜くかが勝負」(小池監督)。どんな相手でもやることは変わらない。明治のホッケーを貫けば、勝機は十二分にあるはずだ。
[高野順平]
試合後のコメント
小池監督
――今日の試合を振り返って、いかがでしたか。
「このような試合になるのは分かっていましたが、あまりにもサークル内での精度が悪すぎました。前半あれだけシュートを打って1点というのはあり得ないです。PCの精度もあまり良くなかったです」
――天理大戦へ向け、意気込みをお願いします。
「何しろ一生懸命ディフェンスをするしかないと思っています。立ち上がりは必ず前に来られるので、それをどうやってしのぐかが勝負になると思います」
MF舘亮佑主将(政経4=丹生)
――今試合に向け、どのように準備をしてきましたか。
「緊張はみんな多少はあったと思いますが、その中ではうまくやっていたんじゃないかなと思います。特に変わったことはせず、いつも通り自分たちを大事にして、ボールを取られたら取り返す、マイボールで進む、動きながらパスという基本的なところをやってきました」
鵜飼
――得点シーンを振り返ってみて、いかがでしたか。
「ずっと取れるところは取りに行こうと狙っていたので、ラッキーボールでしたが、転がってきたところをしっかりコースを狙って打ち込めたのがよかったと思います」