【ホッケー】残り男女各4枠 東京五輪出場権を獲得するのはどの国か

2019.11.01 18:21 | 海外

男子の組み合わせ

男子最終予選の日程・結果は下記の通り。
2試合とも世界ランキング上位チーム(左側記載)がホーム開催となる。

東京五輪出場への最後のチャンス

男子の展望

11月に行われる対戦カード4つについて、まず、インド(世界ランキング5位)対 ロシア(22位)の間には力の差があり、熱狂的な地元サポーターの前でインドが順当に五輪切符を手にするだろう。

ニュージーランド(9位)対 韓国(16位)の直接対決は2016年以来となる。韓国は選手団の平均年齢が約30歳とベテラン頼みの布陣だが、主将のイ・ナンミョンをはじめ、力のある選手が揃っている。対するニュージーランドも負けておらず、平均年齢が約28歳のメンバーながら平均キャップ数は韓国の約117に対して約147と経験豊富な選手を揃えてきた。僅差の試合が予想されるが連戦となることもあり、ホームアドバンテージと若さに分のあるニュージーランドが有利か。

▼怪我から復帰したニュージーランドの注目選手サイモン・チャイルド

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イギリス(7位*)対 マレーシア(11位)は一波乱あるかもしれない。というのもマレーシアは2018年アジア大会準決勝で優勝候補だったインドを下すなど、下剋上の得意なチーム。イギリスの堅実な守備に、マレーシアのスキルフルな攻撃がどこまで通用するか。注目の対戦カードの一つだ。
*イギリスの世界ランキングはイングランドの順位を表記

ドイツ(6位)対 オーストリア(20位)は実力差が大きく、ドイツが勝ち上がってくることが予想される。注目は「ミスター金メダル」のマルクス・ヴァイゼ氏。2004年アテネ五輪で女子ドイツ代表を、2008年北京、2012年ロンドン五輪で男子ドイツ代表を金メダルに導いた名将で、ロンドン五輪後はドイツサッカー協会のアカデミーに引き抜かれた男だ。ここ数年、世界のトップに立てていないドイツ男子の再建のため、帰ってきたマルクス氏がいかなる采配を見せるか、注目が集まる。

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