【ホッケー男子】サムライジャパン選手プロフィール(4)/東京五輪

2021.07.12 19:00 | 日本代表

 東京2020オリンピックの男子ホッケーに出場する日本代表サムライジャパンのメンバーが6月7日に発表された。(16選手とスタンドバイプレイヤー3選手の計19選手)
 サムライジャパンの五輪出場は1968年のメキシコ五輪以来、53年ぶりとなる。2018年のアジア競技大会(ジャカルタ)で初優勝を果たし、アジア王者として臨む大舞台。日本文化に造詣が深く、チームの合言葉に「大和魂」を掲げるオランダ人ヘッドコーチ、シギ・アイクマン氏(シギHC)の指揮のもと、金メダルを目指すサムライたちの横顔を全5回に分けて紹介する。

第4回紹介選手(4名)

・山下学
・膳棚大剛
・大橋雅貴
・吉川貴史

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山下 学(ヤマシタ マナブ)

年齢:32
生年月日:1989/2/4
出身地:富山県、身長:173、体重:71
出身校:大谷小学校/大谷中学校/石動高校/東京農業大学
ポジション:DF
チーム:小矢部RED OX
所属:株式会社とやまアイホーム
日本代表キャップ数:186
背番号:13
シギHC評・武将に例えると:豊臣秀吉
キャッチコピー:ホッケーIQの高い日本の大黒柱

選手紹介:サムライジャパンの主将。DFラインから前線に指示を出し、チームを統率する。2018、19年にオーストラリア、20年にドイツの国内リーグでプレーするなど海外でのプレー経験が豊富で代表キャップ数は五輪メンバートップの186。12年ロンドン五輪最終予選では控え組で目立たなかったがその後、代表主将まで上り詰めた努力の人。妻は元女子日本代表の彰子さん(旧姓加藤)。海の幸が豊富な富山県出身で好きなお寿司のネタはえんがわ。

2019年五輪テスト大会でプレーする山下学 写真=金子周平
2019年五輪テスト大会でプレーする山下学 写真=金子周平
山下学はドイツリーグでのプレー経験も 写真=山下学提供
山下学はドイツリーグでのプレー経験も 写真=山下学提供

膳棚 大剛(ゼンダナ ヒロタカ)

年齢:28
生年月日:1993/2/14
出身地:島根県、身長:175、体重:72
出身校:三成ホッケースポーツ少年団/横田中学校/横田高校/天理大学
ポジション:DF
チーム:天理大学ベアーズ
所属:ゴールド工業株式会社
日本代表キャップ数:119
背番号:29
シギHC評・武将に例えると:刀マイスター
キャッチコピー:島根・横田の大砲

選手紹介:後方から前線にロングスクープパスを供給するフルバック。ペナルティーコーナーではドラッグフリッカーを務める。ドラッグフリックはGKにコースを読まれにくい打ち方にフォームを改善し、2021年4月のマレーシア遠征ではイギリスとマレーシア相手にフリックで5得点をあげる活躍を見せた。ひょうきんな性格で、DFでコンビを組む山下学からはよくイジられている。趣味は釣り。1児の父。

2019年五輪テスト大会でウォーミングアップする膳棚大剛 写真=田中勝吾
2019年五輪テスト大会でウォーミングアップする膳棚大剛 写真=田中勝吾
膳棚大剛のドラッグフリック。右手の指の握り方が独特 写真=田中勝吾
膳棚大剛のドラッグフリック。右手の指の握り方が独特 写真=田中勝吾

大橋 雅貴(オオハシ マサキ)

年齢:28
生年月日:1993/5/8
出身地:栃木県、身長:170、体重:67
出身校:南原スポーツ少年団(南原小学校)/大沢中学校/今市高校/立命館大学
ポジション:DF
チーム:LIEBE栃木
所属:北関東綜合警備保障株式会社
日本代表キャップ数:94
背番号:20
シギHC評・武将に例えると:楠木正成
キャッチコピー:かわいい顔してボールハンター

選手紹介:1対1のDFが強いレフトバック。大学時代はFWとしてプレーし、4年時(2015年)は高円宮牌ホッケー日本リーグで得点王。卒業後は地元クラブ・LIEBE栃木に加入し、ペナルティーコーナーのドラッグフリックで得点を量産し、16・17年にH2得点王。代表ではフリックを打たないがシギHCからは守備だけでなく攻撃能力も高い選手と評価されている。好きな漫画は鋼の錬金術師。

強化合宿でプレーする大橋雅貴 写真=公益社団法人日本ホッケー協会
強化合宿でプレーする大橋雅貴 写真=公益社団法人日本ホッケー協会
大橋雅貴はシギHCから戦術家として評され戦国武将の楠木正成に例えられた 写真=田中勝吾
大橋雅貴はシギHCから戦術家として評され戦国武将の楠木正成に例えられた 写真=田中勝吾

吉川 貴史(ヨシカワ タカシ)

年齢:26
生年月日:1994/11/29
出身地:滋賀県、身長:182、体重:75
出身校:伊吹スポーツ少年団/伊吹山中学校/伊吹高校/天理大学
ポジション:GK
チーム:岐阜朝日クラブ
所属:中日コプロ株式会社
日本代表キャップ数:94
背番号:30
シギHC評・武将に例えると:石田三成
キャッチコピー:黒い瞳のスパイダーマン

選手紹介:高い瞬発力と思い切りのよさで好セーブを連発する日本の守護神。高円宮牌ホッケー日本リーグで2016~20年まで5年連続ベスト11に入り、20年は最優秀選手賞も獲得した(男子GKとしては史上初)。18年アジア大会決勝対マレーシアではシュートアウト戦で3人のシュートを阻止し、初優勝に大きく貢献した。趣味はドライブで愛車はトヨタ・ハリアー。好きな食べ物は寿司・漬物。

2019年五輪テスト大会で笑顔を見せる吉川貴史 写真=金子周平
2019年五輪テスト大会で笑顔を見せる吉川貴史 写真=金子周平
吉川貴史は2020年日本リーグで最優秀選手賞を受賞した 写真=田中勝吾
吉川貴史は2020年日本リーグで最優秀選手賞を受賞した 写真=田中勝吾

※選手データはすべて記事公開時点のもの

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