男子丹生高校と横田高校が二校優勝/ホッケーインターハイ

2021.08.18 19:43 | 高・中・スポ少

 高校日本一を決定する全国高等学校ホッケー選手権大会は18日、富山県の小矢部ホッケーフィールド by 三井アウトレットパークで男子準決勝が行われ、前回優勝の丹生高校(福井県)が今市高校(栃木県)を4-2で破り、横田高校(島根県)が天理高校(奈良県)を2-2(SO3-1)で破った。

 今大会は大雨などの天候不良を受け、競技日程・会場変更により、決勝戦は行われず、二校優勝となる。丹生高校は2大会連続5回目の優勝、横田高校は9大会ぶり6回目の優勝を飾った。

試合結果

丹生(前回優勝) 4-2 今市
(1-0/0-0/1-0/2-2)
<得点者>
・9分 桒原零弥(丹生・PS)
・40分 吉田光志(丹生・FG)
・50分 入江俊介(今市・FG)
・52分 桒原零弥(丹生・FG)
・54分 篠原陵佑(今市・FG)
・60分 桒原零弥(丹生・PC)

丹生高校(3大会連続7回目の優勝)

横田 2-2(SO3-1) 天理
(1-0/0-0/0-1/1-1)
<得点者>
・11分 松崎唯斗(横田・PC)
・44分 田中翼(天理・PC)
・52分 長谷川柊(横田・PC)
・55分 川原大和(天理・FG)

シュートアウト戦で勝利をつかんだ横田高校

コメント

丹生高校・宮﨑優哉監督

 優勝できてホッとした。前任の三上先生から監督を交代して、2連覇を達成してバトンをつなぐことができてよかった。選手たちには「チームで守ってチームで攻めるホッケーをしよう、数的優位を作るためにいっぱい走って、粘り強く守ってから攻撃に転じるホッケーをしよう」と伝えてきた。
 選手たちには周りを助ける力をつけてほしい。ボールを持っている選手をいかにサポートできるか。他人がどう感じているかを考える力。これはホッケー以外の面でも大事。困難を打開する力も身につけてほしい。
 今回の大会後、コーチの為国壮先生と監督を交代する予定だが引き続きチームはサポートする。今回は二校優勝だった。国体、高校選抜で本当の日本一をとってほしい。

横田高校・伊藤 直登監督

 去年はインターハイ、国体ができなくて、このインターハイにかける思いは強かった。9大会ぶりの優勝ができてよかった。中学生時代に日本一を経験している選手たちなので日本一を取るという目標でやってきて、それができてよかった。
 空間を使い、短いパスをつなぐ。運動量をあげて、コートを広く使うことをずっとやってきて、2列目(MF)も状況に合わせて枚数を増やしたりしてきた。準々決勝までは砂入り人工芝だったが準決勝はウォーターベースの人工芝でやりたいホッケーができた。守備面は天理のドリブルにすこしやられすぎた。
 (ベンチからはあまり指示を出さないスタイルに見えたが?)選手たちが自分たちで考えるように指導してきた。選手たちからアイディアが出てくるし、結局やるのは本人たちなので。3年生が12人いて、みんな意識が高い。2年生以下にもいい選手がいるので今後が楽しみ。