ホッケー男子サムライジャパンが再開業後の大井ホッケー競技場で強化合宿 品川区の商店街訪問も

2022.07.27 15:30 | 日本代表

 ホッケー男子日本代表サムライジャパンは6月18日から27日まで大井ホッケー競技場(品川区・大田区)で、28日から7月3日まで栃木県日光市で強化合宿を実施した。

再開業した大井ホッケー競技場で

 東京2020オリンピックの競技会場として使用された大井ホッケー競技場はオリンピック後の改修工事を経て、6月18日に再開業イベントが開催された。サムライジャパンはイベント当日、紅白戦形式のエキシビションマッチに出場し、会場を訪れた観客たちを魅了した。

▼高橋章ヘッドコーチのInstagram
エキシビションマッチの入場時はエスコートキッズを実施

この投稿をInstagramで見る

Akira Takahashi(@akira.takahashi_77)がシェアした投稿

 その後、強化合宿に入ったサムライジャパンは、メインピッチやサブピッチでのトレーニング、東京ガス株式会社の施設でのウエイトトレーニングなどを実施。合宿中には品川区の商店街をサムライジャパンの選手たちが訪問し、地元の区民と交流する取り組みも実施された。

▼品川区商店街連合会のFacebookページ

▼日刊スポーツに掲載された記事
「サムライジャパン 品川区商店街を表敬訪問」(2022年7月12日)
https://www.nikkansports.com/bluezone/news/202207120000020.html

強化合宿のテーマ

高橋章ヘッドコーチ

 「5月のアジアカップでワールドカップの出場権を獲得できた。ビルドアップやプレス、プレーにおける認知、状況判断、実行のサイクルの精度など、アジアカップで出た課題を修正することが合宿のテーマ」

コーチングする高橋章ヘッドコーチ(中央)

 (大井ホッケー競技場での合宿について)「再開業イベントに参加してホッケーへの関心度が高まっていることを感じた。商店街を訪問して地元の方とも交流できた。今後、パリオリンピックを目指すサムライジャパンが大井ホッケー競技場を拠点として、地元のみなさんに協力してもらいながら活動して、地元のみなさんに勇気や元気を与えられる存在になれればと思っている。チームが強くなるだけでなく、ナショナルチーム、サムライジャパンとして僕らが担っている使命を遂行していきたい」と力強く語った。

▼高橋章ヘッドコーチのインタビュー

斉藤海トレーナー

 強化合宿に帯同した斉藤海トレーナーは「アジアカップではサムライジャパンのフィジカル面のなかで、持久力の高さが評価できると感じた。一方でスピードの速い高強度ランニングはまだのびしろがある。今回の合宿でも実施しているが、ウエイトリフティングのような重りを持った状態で速い動きをするトレーニングを取り入れて、瞬発力やアジリティといった課題を改善していきたい」とコメントした。

▼斉藤海トレーナーのインタビュー

SOMPO JAPAN CUP

 2023年1月の男子ワールドカップ(インド大会)に向けて強化を進めるサムライジャパン。8月に行われる国際親善試合「SOMPO JAPAN CUP」では、東京2020オリンピックで銀メダルを獲得したオーストラリア(世界ランキング1位)と対戦する。

 サムライジャパンは東京オリンピックの開幕戦でオーストラリアと対戦し、一時は3-2とリードするなど見せ場を多く作った。最終的に3-5で敗れた相手に対して、約1年の時を経て、どのような戦いを見せてくれるか。1年前は無観客試合だったが今回は有観客試合の予定で観戦チケットが発売中だ。地元の声援の後押しを受けて戦うサムライジャパンの躍動を期待したい。

SOMPO JAPAN CUPのチラシ

▼チケット販売の詳細はこちら

関連記事