初優勝のいわてホッケースポーツ少年団。勝因は「どんな状況下でも仲間を信じて攻め続けたこと」/全国スポーツ少年団交流大会

2022.08.24 17:00 | 高・中・スポ少

 8月12日(金)から3日間、大井ホッケー競技場(東京都品川区、大田区)で「第45回全国スポーツ少年団交流大会」が行われ、男子はいわてホッケースポーツ少年団(岩手県)が初優勝を飾った。

初優勝を飾ったいわてホッケースポーツ少年団 撮影=金子周平

 同大会の目的は全国のスポーツ少年団にホッケー競技の楽しさと喜びを体験させ、より優れた技能とスポーツマンシップを身につけるための研修の場とするとともに、団員相互の交流を深め、仲間意識と連携を高めること。

 男子は22チームが参加し、AからFまでの6つのグループに分けられ、グループ内総当たり戦の予選リーグが行われた。
 予選リーグでグループ1位と2位のチームは決勝トーナメントに進出。予選リーグでグループ3位4位のチームはフレンドリートーナメントに回り、順位を争う。

 試合時間は前後半10分ずつ、ハーフタイムは6分。

 男子初優勝を飾ったいわてホッケースポーツ少年団の監督を務める佐藤正行さんに勝利の秘訣や普段の練習について伺った。

いわてホッケースポーツ少年団の試合結果

【予選リーグ】
Eグループ1位通過

【決勝トーナメント】

決勝戦の広島(左)対岩手(右) 撮影=金子周平

勝因はどんな状況下でも仲間を信じて攻め続けたこと

--初優勝おめでとうございます!お気持ちをお聞かせください。

佐藤:ホットしています。コロナ禍の中、無事に大会が開催されたことに対して、大会運営関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

--優勝まで勝ち続ける最も大きな勝因は何だったと思われますか?

佐藤:どんな状況下でも仲間を信じて攻め続けたことだと思います。

--大会を通して、子供たちが成長したなと感じられる場面や印象的な試合、エピソードがありましたら教えてください。

佐藤:どの試合も立ち上がり動きが固く、リズムを掴むのに時間がかかりました。特にHC HYOGO戦は、前半、先制したものの、相手のテクニックとスピードに翻弄され失点が続きました。点を取る為に攻め急ぎ、結果自分達のペースを乱してしまいました。後半、キャプテンを中心に色々な攻撃パターンを展開しリズムに乗り、同点に追いつきました。SO戦でも接戦でしたが、勝利を掴み取った子供達は逞しく見えました。

活躍が目立ったいわてホッケースポーツ少年団のキャプテン佐藤利生君 撮影=金子周平

普段の練習で、心がけていることは「自主性!」

--普段練習はどのくらいの頻度で、何人が在籍していますか。

佐藤:毎週火曜日と木曜日は2時間、土曜日と日曜日は3時間です。チームの人数は18人で、1年生1人、2年生3人、3年生1人、4年生3人、5年生3人、6年生7人です。

--普段の練習で、心がけていることやチームの目指す姿など教えてください。

佐藤:自主性!

--「うちのチームはここが違う!」など、アピールポイントはありますか?

佐藤:今大会で気付きましたが、うちのチームは、対戦したチームと試合後とても仲が良くなり、決勝戦では、みんなに応援してもらいました。とてもコミュニケーション能力が高いということです。それは、普段からお互いを認め合っているからだと思います。そして、常にポジティブ!

--今後の目標は?

佐藤:大会2連覇!です!

たくさんの応援を武器に掴んだ日本一! 撮影=金子周平