「一生忘れられない夏になった」初優勝した各務原オレンジスポーツ少年団/全国スポーツ少年団交流大会

2022.09.02 10:06 | 高・中・スポ少

 8月12日(金)から3日間、大井ホッケー競技場(東京都品川区、大田区)で「第45回全国スポーツ少年団交流大会」が行われ、女子は各務原オレンジスポーツ少年団(岐阜県)が初優勝を飾った。

初優勝を飾った各務原オレンジスポーツ少年団 撮影=金子周平

 同大会の目的は全国のスポーツ少年団にホッケー競技の楽しさと喜びを体験させ、より優れた技能とスポーツマンシップを身につけるための研修の場とするとともに、団員相互の交流を深め、仲間意識と連携を高めること。

 女子は14チームが参加し、aからdまでの4つのグループに分けられ、グループ内総当たり戦の予選リーグが行われた。
 予選リーグでグループ1位と2位のチームは決勝トーナメントに進出。予選リーグでグループ3位4位のチームはフレンドリートーナメントに回り、順位を争う。

 試合時間は前後半10分ずつ、ハーフタイムは6分。

 女子初優勝を飾った各務原オレンジスポーツ少年団の保護者会会長を務める阿部雄介さんに優勝の気持ちや普段の練習について伺った。

各務原オレンジスポーツ少年団の試合結果

【予選リーグ】
cグループ1位通過

【決勝トーナメント】

決勝戦の各務原オレンジ(左)対RED OX 石動(右) 撮影=金子周平

勝因は優秀な指導者による充実した練習と、それに基づく自信だと思います

--初優勝おめでとうございます!お気持ちをお聞かせください。

阿部:信じられない気持ちで今でも夢心地です。子どもたちに一生忘れられない夏をいただきました。

--優勝まで勝ち続ける最も大きな勝因は何だったと思われますか?

阿部:優秀な指導者による充実した練習と、それに基づく自信だと思います。大会前にこちらが少し弱気な言葉を発した際に「うちの方が練習しているからうちが勝つよ」と自信満々で言った娘の言葉が忘れられません。

SO戦で優勝を勝ち取った各務原オレンジスポーツ少年団 撮影=金子周平

--大会を通して、子どもたちが成長したなと感じられる場面や印象的な試合、エピソードがありましたら教えてください。

阿部:最初は緊張して大会に挑んでいましたが、徐々に雰囲気や環境に慣れて大会を楽しむようになってきたところです。特に他チームの子どもたちに積極的に話しかけ、同じホッケーを楽しむ仲間を全国に沢山作っていました。

各務原オレンジキャプテンの阿部倫子さん 撮影=金子周平

普段の練習では仲間を大切にする心を養う

--普段練習はどのくらいの頻度ですか。

阿部:毎週土曜日と日曜日の午前中にスポーツ少年団として練習を行っています。その他、チームのほとんどのメンバーがクラブチームにも所属しています。クラブチームは水曜日と土曜日の夜に練習を行っています。

--普段の練習で、心がけていることやチームの目指す姿など教えてください。

阿部:4月の新チーム発足より常に全国大会優勝を目指して練習して来ました。普段の練習ではチームの輪や友情を大切に全員で厳しい練習に挑み、仲間を大切にする心を養っています。

--「うちのチームはここが違う!」など、アピールポイントはありますか?

阿部:とにかくチーム全員の仲がよく、お互いを信頼しています。そして、公式戦全勝の実績からくる子どもたちの自信がさらにチームを強くさせています。

--今後の目標は?

阿部:チームの誰も脱落することなく3月の卒団式を迎えたいと子どもが話しています。保護者としては、ホッケーを通して人生にとって大切な様々なことを学び経験して欲しいと願っています。

優勝で一層絆が強くなった 撮影=金子周平

■大会の公式サイトはこちら(外部サイト)