表示灯フラーテルホッケーチームが休部を発表 全日本選手権優勝18回の強豪

2022.09.23 7:00 | 社会人

 ホッケー男子の企業チーム、表示灯フラーテルホッケーチームを運営する表示灯株式会社は22日、2023年4月からのチームの休部を発表した。新型コロナの影響等により低迷した事業活動の再興を図るため、「聖域なき改革」を進めるなかで休部を決定したとしている。23年3月末日までは通常どおりの活動を継続する。
 1985年に企業チーム「表示灯ホッケーチーム」として発足後、地域クラブ「名古屋フラーテルホッケーチーム」と称した時代を含め、37年間にわたり活動。全日本選手権優勝18回などの実績を重ね、東京2020五輪には日本代表選手として田中海渡が出場するなど、多くの日本代表選手や指導者を輩出してきた。

プレスリリース

 表示灯のプレスリリースの全文は以下の通り。(原文ママ)

当社ホッケーチームの休部に関するお知らせ

2022月9月22日
表示灯株式会社

 当社が運営してまいりました「表示灯フラーテルホッケーチーム」は、2023年4月より休部することを決定致しましたので、お知らせいたします。

1.休部の理由

 当社が運営する「表示灯フラーテルホッケーチーム」は、1985年に企業チームとして創部されました。創部以来37年間、ホッケーチームの活動を通じて日本におけるホッケー競技やスポーツを通じた地域社会への貢献を目指して活動を続けてまいりました。

 一方、当社では新型コロナウィルス感染症の影響等により低迷した収益力の早期回復・強化策を推進し事業活動の再興を図るため、聖域なき改革を進めております。その結果、2023年4月1日より「表示灯フラーテルホッケーチーム」を休部することを決定いたしました。なお、2023年3月末日までは通常どおりの活動を継続してまいります。

2.「表示灯フラーテルホッケーチーム」概要

■チーム沿革

 1985年創部。企業チーム「表示灯ホッケーチーム(~2005年)」として発足した後、地域クラブとして「名古屋フラーテルホッケーチーム(2006~2015年・2017年)」、「VERTEXホッケーチーム(2016年・2018年)」と時代と共に変容しながら37年間にわたり選手を育成・チームの強化を行ってまいりました。全日本総合ホッケー選手権大会(全日本選手権)優勝18回など実績を重ねるとともに、東京オリンピック2020男子ホッケー日本代表選手の輩出および日本代表チームのヘッドコーチの輩出など、選手の輩出に留まらず指導者の育成に至るまで多岐にわたりホッケー界の発展を目指して努力を重ねてまいりました。

■加盟団体(順不同) 
・公益社団法人日本ホッケー協会
・一般社団法人ホッケージャパンリーグ
・日本社会人ホッケー連盟
・一般社団法人愛知ホッケー協会

■チームの主な通算戦績
・全日本社会人ホッケー選手権大会 優勝 29回
・国民体育大会ホッケー競技(成年男子)優勝 24回
・全日本総合ホッケー選手権大会 優勝  18回
・ホッケー日本リーグ 優勝 10回
・アジアクラブ選手権 優勝  1回

■年間チーム運営費(概算費用)
・約66百万円

 所属選手およびスタッフの今後につきましては、個々人が遺憾なく能力を発揮し、さらなる飛躍を補佐するべく、その意向を尊重しながら可能な限りの支援を行ってまいる所存です。

 また、「表示灯フラーテルホッケーチーム」の運営に代わる当社の新たな社会貢献活動につきましては、公益社団法人日本ホッケー協会が主催する競技会に、新たに「表示灯杯」を創設するなどの支援を継続してまいります。具体的な支援・協賛方法を同協会と協議の上、決定次第お知らせいたします。

 これまでの長きにわたるご支援やご声援を賜りました皆様のご厚情に、心よりの感謝とお礼を申し上げます。

以上

プレスリリース原文はこちら

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