【パリ五輪・ホッケー】五輪最終予選の開催地はスペイン(男女)、インド(女子)、オマーン(男子)

2023.07.14 14:30 | 日本代表

 国際ホッケー連盟(FIH)は10日、パリ2024夏季オリンピック(以下、パリ五輪)の出場権を争う最終予選の開催地を発表した。女子はインド・ラーンチ(※1)とスペイン・バレンシア、男子はマスカット・オマーン(※2)とスペイン・バレンシアで、2024年1月13日から21日まで開催される。

※1:中国・常州で開催予定だったが、アジア競技大会(中国・杭州/2023年9月~10月)で中国が優勝し、五輪出場権を獲得したため、インド・ラーンチに変更された(2023年10月20日のFIHの発表:Paris 2024: India to host FIH Hockey Olympic Qualifier

※2:パキスタン・ラホールで開催予定だったがパキスタンホッケー連盟の統治状況の変化を理由に会場がオマーンに変更された(2023年9月28日のFIHの発表:Paris 2024: Oman to host FIH Hockey Olympic Qualifier

パリ五輪の出場チーム

 パリ五輪のホッケー競技の出場枠は男女各12チーム。開催国フランスのほか、各大陸選手権の優勝国(5チーム)が出場権を得る。

 残りの男女各6チームの出場枠は最終予選で争われる。最終予選の各トーナメントは8チーム(男女各16チームが2会場に分かれる)で構成される。大陸別の出場チームの割り当ては以下のとおり。

■女子
アフリカ:0
アジア:4
ヨーロッパ:8
オセアニア:1
パン・アメリカ:3

■男子
アフリカ:1
アジア:5
ヨーロッパ:7
オセアニア:1
パン・アメリカ:2

 最終予選の出場チームは、2023年に開催される各大陸選手権での成績に基づいて決定される。アジアは2023年9月~10月に中国・杭州で行われるアジア競技大会の成績によって決まる。最終予選の各会場の上位3チームがパリ五輪への出場権を獲得する。

日本代表の五輪出場歴

 日本の女子代表さくらジャパンは2008年のアテネ大会で五輪デビューし、8位。以降、北京(10位)、ロンドン(9位)、リオデジャネイロ(10位)、東京(11位)と5大会連続出場中。

2022年女子W杯のさくらジャパン選手団

 男子代表サムライジャパンは1932年ロサンゼルス大会で日本の団体球技として初のメダルとなる銀メダルを獲得。以降、36年ベルリン(7位)、60年ローマ(14位)、64年東京(7位)、68年メキシコ(13位)。53年ぶりに出場した東京2020大会は11位だった。

2023年インドW杯のサムライジャパン選手団