2023.08.14 17:45 | 日本代表
第7回男子アジアチャンピオンズトロフィー(主催:アジアホッケー連盟/インド・チェンナイ)は現地時間12日、メイヤーラダクリシュナンホッケースタジアムで3位決定戦が行われ、日本代表サムライジャパンは韓国と対戦し、5-3で勝利した。(写真=アジアホッケー連盟)
日本の得点者は以下の通り。
3分 FG – #19 FW ⼤岡凌磨(明治⼤学)
9分 FG – #18 FW 加藤凌聖(LIEBE 栃⽊)
28分 FG – #7 FW 福⽥健太郎(岐⾩朝⽇クラブ)
53分 FG – #2 DF ⼭⽥翔太(岐⾩朝⽇クラブ)
56分 PS – #15 DF 永吉拳(LIEBE 栃⽊)
日本が韓国に勝利したのは2018年10月のアジアチャンピオンズトロフィー(日本 2-0 韓国)以来、4年10ヶ月ぶり。この勝利により、日本の世界ランキングは1つ上昇して18位に、韓国は1つ下がって11位となった。
決勝戦はインドがマレーシアに4-3で逆転勝利し、インドの世界ランキングが3位に上昇した。
▼日本対韓国のハイライト動画(アジアホッケー連盟のYouTube)
▼山田翔太がHERO of the matchに選ばれた(アジアホッケー連盟のTwitterアカウント)
▼DAFA News young player of the matchに選ばれた丹羽巧磨
▼Hero Best Rising Goalkeeper of the Tournamentに北河拓実(岐阜朝日クラブ)が選出された
第7回アジアチャンピオンズトロフィー3位決定戦の相手韓国は、世界ランク10位の韓国代表との試合となった。韓国代表とは2年前の前回大会の決勝でも対戦し敗れているが、公式戦において韓国代表には前回のアジアチャンピオンズトロフィー(バングラデシュ)、アジアカップ(インドネシア)、アズランシャーカップ(マレーシア)、ネーションズカップ(南アフリカ)、1月のワールドカップ(インド)と多くの大会で僅差で敗れている相手でもある。なんとしても勝利したい日本は、立ち上がりからハイプレスで相手のDFにプレッシャーをかけ、日本らしく積極的なプレーを見せる。
第1Q 開始3分、コートをワイドに使い左サイドから上手く相手を崩すと#19大岡が先制点となるヒットシュートを決める。勢いが止まらない日本は右サイドからテンポ良くパスを繋ぎ、セカンドポストで待ち構えていた#18加藤が確実に決め2-0と突き放す。しかし、韓国も正確なパスワークでサイド攻撃を仕掛け15分にPCを獲得すると、#25JANG Jonghyunに強烈なフリックシュートを決められ2-1で1Qが終了する。
第2Q 一進一退の攻防が続く中、日本はPCを4本獲得するが相手の固い守備により追加点をとることができない。一方韓国は26分に左サイドから日本のディフェンスを次々と抜き去りシュートを放つがこれは#30吉川がセーブ。しかしリバウンドを拾われ#14PARK Cheoleonが角度のないエリアからタッチシュートを決めて2-2と追いつかれてしまう。28分、今度は日本が右サイドから#24河邉がドリブルで韓国サークルに侵入し、セカンドポストにいた#7福田に合わせ3-2と再びリードする。
第3Q 後半に入ると韓国はプレーのテンポを上げてくる。33分、韓国の素早い突破によりPCを奪われると、またも#25JANG Jonghyunにフリックシュートを貫かれ3-3と追いつかれる。
第4Q しかし53分、日本はゴール前の混戦から#2山田がアクロバティックなゴールを決めて4−3とすると攻撃の勢いを取り戻す。56分には#7福田がPSを獲得し#15永吉が落ち着いて決めて5−3と試合を決定付けると、その後も、日本が主導権を握り5-3のまま試合終了。
世界ランキング10位の韓国に2018年アジア大会振り*の勝利となった。
今大会、3位という結果に終わったが、2024パリオリンピック予選大会である杭州アジア大会に向け残りの時間で更なるレベルアップを図りたい。
*正確には2018年10月のアジアチャンピオンズトロフィーぶりの勝利
本大会の試合はFIHのホッケー映像配信サイト「Watch.Hockey」(英語)で配信され、アーカイブ配信も視聴可能。(アカウント登録と有料パスの購入が必要)
■大会情報(日本ホッケー協会HP)
https://www.hockey.or.jp/samurai/act/f2023-chennai