ホッケー女子、森が2試合連続ゴールもチリに敗戦 準決勝進出を逃す/FIH女子ネーションズカップ

2024.06.07 0:40 | 日本代表

 第2回FIH女子ネーションズカップ(スペイン・バレンシア)は現地時間6日、大会第3日が行われ、女子日本代表さくらジャパン(世界ランキング10位/以下、WR*)はチリ(WR15位)に敗れた。日本は3戦1勝1敗1分けの勝ち点4でグループ3位通過となり、準決勝進出を逃した。(写真=FIH)

 序盤はチリがペースを握るが徐々に日本もチリ陣地に攻め込み、ロングコーナーの機会を作る。しかし、お互いに決定機を作れないまま、0-0で第1Qを終える。第2Q、チリが前線から激しいプレスをかけてくる。21分、チリがペナルティーコーナー(以下、PC)を獲得。ドラッグフリックシュートをGK田中秋桜(コカ·コーラレッドスパークス)が防ぐが、リバウンドの混戦でペナルティーストロークを与えてしまう。これをSALAS Josefaに決められ、先制を許す。さらに22分、再びチリがPCを獲得。パサーが通常とは逆からパスを出す変則的な形を使い、パスを中央につないでドラッグフリックシュート。このリバウンドを押し込まれ、2点目を与えてしまう。前半を0-2で折り返す。
 37分、日本は島田あみる(南都銀行 SHOOTING STARS)のパスをサークルトップで受けた尾本桜子(コカ·コーラ)が右45度からヒットを打ち、ファーポストに走り込んだ森花音(コカ·コーラ)が2試合連続ゴールとなるタッチシュートを鮮やかに決めて1点を返す。第4Q、準決勝進出のために引き分け以上の結果が必要な日本は前線からチリに激しいプレスをかける。48分、日本がPCを獲得。浅井悠由(コカ·コーラ)のヒットシュートは防がれたがリバウンドから日本がパスをつなぎ、ゴール前の永井葉月(ソニーHC BRAVIA Ladies)から小早川志穂(コカ·コーラ)にパス。わずかにスティックが届かず、ボールはバックラインを割る。日本は残り1分35秒でGKを外し、パワープレーを仕掛ける。右サイドで島田がドリブルで一人抜き、その後のパスを受けた尾本がPCを獲得。3回のアゲインの末に浅井がスイープヒットを打つがデンジャラスの反則を取られ、決まらず。日本はチリに1-2で敗れた。

*WRは2024年5月27日時点

ドリブルで仕掛ける長谷川美優(ソニーHC) 写真=FIH

日本は5-8位順位決定予備戦へ

 グループBを3位通過した日本は5-8位順位決定予備戦に進み、日本時間8日17時30分からグループAの4位、イタリア対戦する。

日本の試合日程

※試合開始時間は日本時間

ライブ配信

 大会はFIHの映像配信プラットフォーム「Watch.Hockey」(英語)でライブ配信される。アカウント登録し、有料パスを購入すると視聴できる。

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