英国が中国にSO勝ち ドイツはオーストラリアを3-2で下す/FIHプロリーグ女子2023-24

2024.06.12 8:00 | 海外

 FIH女子プロリーグは11日、英国・ロンドンで女子2試合が行われた。(写真=FIH/ worldsportpics/ Will Palmer)
 ホーム開催の英国(世界ランキング6位/以下、WR*)は中国(WR8位)と3-3で引き分け、シュートアウト戦(以下、SO戦)を2-1で制した。ドイツ(WR3位)はオーストラリア(WR4位)に3-2で勝利した。

*WRは6月11日試合開始時点。英国はイングランドのランキングを記載。

英国は中国に追いつかれるもSO勝利で勝ち点2

 英国は前半にTessa HowardのフィールドゴールとAnna Tomanのペナルティーコーナー(以下、PC)のヒットシュートで2点を先行。第3Qに中国のMeirong ZouがGKを右に抜きながらプッシュシュートを決めて1点を返す。第4Q、49分、英国はショートカウンターからCharlotte Watsonがワンタッチシュートを決めて3-1とする。残り9分で中国はGKを外し、パワープレーに出る。58分、中国が右サイドからゴール前にパスを入れ、Ning Maが押し込んで1点差に迫ると、さらに59分、Yunxia FanのリバースヒットからJiaqi Zhongがタッチシュートを決めて同点に追いつく。3-3で試合が終了し、SO戦は英国のGK、Miriam Pritchardが5人中4人を防ぐ好セーブを見せ、2-1で制した。

 英国は10戦3勝5敗1SO勝1SO負の勝ち点12で9チーム中7位。中国は14戦6勝5敗3SO負の勝ち点21で4位につけている。

先制点を決め、ガッツポーズを見せる英国Tessa Howard(中央) 写真=FIH/ worldsportpics/ Will Palmer
追加点をあげた英国Anna Toman(左) 写真=FIH/ worldsportpics/ Will Palmer
中国の2点目を決めたNing Ma(右)と、この試合のPlayer of the Matchに選出された英国Elena Rayer 写真=FIH/ worldsportpics/ Will Palmer
SO戦で好セーブを見せた英国GK、Miriam Pritchard 写真=FIH/ worldsportpics/ Will Palmer

ドイツはオーストラリアに勝利

 第1Q、3分、ドイツはJette Fleschützがリバースヒットシュートを打ち、GKがセーブしたこぼれ球を拾ったCharlotte Stapenhorstがプッシュシュートを決めて先制。その後もドイツが優勢に試合を進めるが、オーストラリアのGK、Jocelyn Bartramが好セーブを見せ、ゴールを割らせない。お互いにPCを取るなど攻め合うがスコアは動かず、1-0で前半終了。36分、ドイツは4番Nike Lorenzがドラッグフリックシュートを打ち、オーストラリアDFのスティックに当たってコースが変わったボールがゴールに入り、追加点。さらに39分、ドイツが再びPCを獲得。Lisa Nolteが左から走り込んでタッチシュートを決めてリードを広げる。52分、ドイツのCecile Pieperにイエローカードが出され、オーストラリアは数的優位を活かして反撃開始。Ambrosia Maloneが左バックライン際をドリブルで突破し、ゴール前にパス。このパスを受けたAlice Arnottがプッシュシュートをゴール上段に突き刺し、1点を返す。さらに56分、再びオーストラリアがPCを獲得し、Stephanie Kershawがリバースでデフレクションシュートを決めて1点差に追い上げる。しかし、その後スコアは動かず、3-2でドイツが逃げ切った。

 ドイツは10戦8勝1敗1SO負の勝ち点25で現在3位。オーストラリアは14戦6勝6敗1SO勝1SO負の勝ち点21で5位につけている。

先制点を決めたドイツのCharlotte Stapenhorst 写真=FIH/ worldsportpics/ Will Palmer
ドイツの2点目を決めた主将Nike LorenzはPlayer of the Matchに選出された 写真=FIH/ worldsportpics/ Will Palmer
ドイツの3点目を決めたLisa Nolte 写真=FIH/ worldsportpics/ Will Palmer
オーストラリアの1点目を決めたAlice Arnott(中央11番) 写真=FIH/ worldsportpics/ Will Palmer

FIHプロリーグとは

 FIHプロリーグ(以下、プロリーグ)は国際ホッケー連盟(FIH)主催の2019年1月からはじまった国際大会。それ以前まで開催されていたチャンピオンズトロフィー、ワールドリーグ・セミファイナル、ワールドリーグ・ファイナルに代わる大会としてスタートした。

 男女9チームが2回戦総当たりで競い合い、シーズン終了時点でのトップチームがリーグ優勝となる。2023-24大会は12月から6月にかけて行われ、優勝チームには2026年W杯の出場権が与えられる。第4回大会(2022-23年)以降、シーズン終了時の最下位チームはFIHネーションズカップ(Nations Cup)に降格し、同大会の勝者が翌年のプロリーグに昇格する仕組みとなった。

FIHプロリーグ・女子出場国

さくらジャパンはネーションズカップに出場、5位

 日本は男女ともにFIHプロリーグへの出場経験はなく、1つ下のカテゴリーのFIHネーションズカップに出場。

 女子はネーションズカップの第1回大会(2022年12月/スペイン・バレンシア)で8チーム中3位、第2回大会(2022年6月/スペイン・テラサ)で8チーム中5位だった。
 男子は第1回大会(2022年11月~12月/南アフリカ・ポチェフストルーム)で8チーム中6位。第2回大会(2024年5月~6月/ポーランド・グニエズノ)には出場できなかった。第2回大会への出場条件は「2023年1月31日時点の、FIHプロリーグ参加国以外の世界ランキング上位7チーム」であり、同日時点のサムライジャパンの世界ランキングは19位で条件に満たなかったため。開催国ポーランドは同日時点で日本より世界ランキングが下位だったが開催国枠で出場が決まり、男子は例外的に9チームが出場した。