2025.02.28 11:24 | 日本代表
第3回FIH女子ネーションズカップ(チリ・サンティアゴ)は現地時間27日、予選リーグ4試合が行われた。女子日本代表さくらジャパン(世界ランキング11位/以下、WR*)はカナダ(WR17位)と対戦し、2−1で勝利した。(写真=国際ホッケー連盟 ©️ FIH/ WorldSportPics)
前半は日本が優位に試合を進めるが0-0で終える。33分、ペナルティーコーナー(以下、PC)を獲得した日本は上野真歩(立命館大学)のパスをパサーの鈴木美結(ソニーHC BRAVIA Ladies)がワンタッチで押し込み、先制点をあげる。35分、カナダがPCを獲得。パスを左に回され、最後はパサーに押し込まれて同点となる。47分、右サイドで上野が前線にスクープパスを送り、鳥山麻衣から高島瑠唯(ソニーHC BRAVIA Ladies)につないでゴール前へとドリブル突破。ファーポストで待ち構えていた村山裕香(天理大学)にパスを送って村山が落ち着いてワンタッチで押し込み、再びリードを奪う。その後は両者得点はなく、2-1で日本が勝利した。
この試合のPlayer Of the Matchに村山が選出された。
*WRは2025年2月22日時点
FIH Hockey Women’s Nations Cup Chile 2024-25、第3戦の相⼿は世界ランキング17位のカナダである。
第1Q ⽇本のセンターパスにより試合が開始された。6分⽇本は⾼い位置でプレスをかけ、サークル内で相⼿DFのミスを誘い、PCを獲得するも得点には⾄らない。その後も、37番村⼭が相⼿サークル内でシュートチャンスを作るも、相⼿DFに阻まれる。11分⽇本はピッチを広く使い33松からのパスを受けた21番⿃⼭がドリブルを仕掛け、PCを獲得する。5番上野からゴール右の23番平光へのタッチを狙うもパスが合わない。
第2Q ⽇本は安定したビルドアップから、DFとMFが連携してパスを繋ぎ、ポゼッションの⾼いゲーム運びをする。24分⾃陣でカナダにパスカットされPCを奪われる。3本連続のPCになるも27番⽥中を中⼼に守り切る。カナダの8番WONGにイエロカードが出され、⽇本が1⼈多くなり、⽇本のポゼッションが⾼い安定したゲーム展開となる。28分ロングコーナから26島⽥のショートハイボールパスを受けた32番河合がサークルインしてリバースシュートを放つもゴールの枠を捉えることができない。⽇本は相⼿コートで早いプレッシャーからボールを奪い19番⾦⼦がリバースシュートを放つも相⼿DFに阻まれる。その後も⽇本は積極的に攻撃をしかけ29分9番堀川がサークル内に⼊れたボールを11番⽴岩が受けるも得点にが⾄らない。30分⽇本はPCを獲得、アゲインにより3本連続PCとなるも得点を奪えず、0-0で前半終了。
第3Q カナダのセンターパスで開始された。33分⽇本は、23番平光が左サイドでボールを受け相⼿DFの反則を誘いPCを獲得する。5番上野からのパスをパサーの7番鈴⽊が落ち着いて決め⽇本が先制する。カナダは16番SOURISSEAUに攻撃を仕掛け35分PCを獲得する。14番JOHANSENのパスをパサーの10番LEAHYが決め同点となる。⽇本は⾼い位置で積極的にプレスを仕掛け、37分36番⻑⾕川が左サイドでボールを奪い、パスを受けた19番⾦⼦がリバースでサークル内にセンタリングで28番⾼島に合わせるもゴールの枠を捉えることができない。
第4Q ⽇本は連携してパスを繋ぎ優勢にゲームを進める。47分5番上野スクープパスを受けた21番⿃⼭が、トップポジションにリードした28番⾼島に繋ぐ。右サイドでボールを受けた28番⾼島はドリブルで相⼿DF2⼈をかわし、セカンドポストにパスを繋ぎ、37番村⼭が各⾃に決め追加点をあげる。その後、カナダは16番SOURISSEAUを中⼼に攻撃を仕掛けるも、⽇本は連携したプレスでボールを奪い、⽇本のポゼッションの⾼いゲーム展開が続く。そのまま2-1で試合は終了し、⽇本は今⼤会初勝利となった。
POM(Player Of The Match)に37番村⼭が選ばれた。(文責:女子日本代表チーム チームマネジャー 古瀬充奈)
日本ホッケー協会HPより
本大会は8チームが参加し、2グループによる1回戦総当りのリーグ戦の後、その順位に基づいた順位決定戦を実施する大会形式。
日本は3戦1勝1敗1分でグループA・3位となり、5-8位決定予備戦に回る。次戦は日本時間3日1日23時からグループB・4位の韓国と対戦する。
日本の試合日程・結果は以下のとおり。時間はすべて日本時間。
準決勝はアイルランド対アメリカ、チリ対ニュージーランドの組み合わせとなった。
大会はFIHのホームページ(英語)でライブ配信される。