2018.06.25 19:10 | 大学生
慶應義塾大学日吉グラウンドにて６月２４日（日）、関東学生春季リーグ女子１部・２部入替戦が行われた。
入替戦の第１試合は横浜市立大学（１部８位）と上智大学（２部１位）の戦い。
上智大学は今季９年ぶりに２部優勝を果たし、７年ぶりに入替戦進出を決めた。
一方の横浜市立大学は、昨季１部昇格を果たし今シーズンは１部リーグでの激しい試合を戦い抜いてきた。
2部優勝の勢いをそのままに勝利をつかみたい上智大学
1部の舞台は渡さない！全員戦力！横浜市立大学
部員２０名の横浜市立大学は入替戦に対し、強い意気込みをTwitterに投稿した。
一部残留をかけた大事な試合になります。2月から始動したこのチームの実力を最大限に発揮し、パワフルな1年生も含め20人全員で勝利を掴みに行きます！！
横浜市立大学女子グランドホッケー部
１部昇格に期待が高まる上智大学もTwitterに熱い気持ちを投稿。
7年ぶりに辿り着いたこの最高の舞台で、必ず勝って一部昇格し、いつも応援してくださる方や監督、コーチ、OGさんへの恩返しをしたい。
上智大学体育会グランドホッケー部
ここまで勝ち上がって来たことを自信に変えて、今までやってきたことのすべてを出し切り、一部昇格します。
試合は横浜市立大学のペースで進む。
先制点は６分。髙橋梨紗のアシストで小田島永佳が決めて横浜市立大学が先制。
先制点に喜ぶ横浜市立大学12番FB小田島永佳選手
上智大学も食らいつく
今季2部MVP、上智大学35番FW葛島歩那選手
横浜市立大学は先制点を決めた後も、第２Ｑ１７分に近江薫から塩田絢梨が追加点を決め、２－０で前半を終える。
後半も横浜市立大学の攻撃は緩むことなく、３４分に加藤笙子が３点目、４３分に小田切李佳が決めて４－０とする。
得点を決め、ガッツポーズをする横浜市立大学10番FB加藤笙子選手
4点目を決めた22番MF小田切李佳選手と喜ぶ横浜市立大学の選手たち
このまま横浜市立大学が４－０で上智大学に勝利し、１部残留を決めた。１部残留を決めたのは横浜市立大学ホッケー部史上初めてのこと。
結果：横浜市立大学 4-0 上智大学（1-0、1-0, 2-0, 0-0）
４得点、無失点で勝利した横浜市立大学は１部残留の喜びをTwitterに投稿した。
今季は一部の強いチームと当たり、厳しい戦いが多くありましたが、最後は笑顔でリーグを終えることができ良かったです！
横浜市立大学女子グランドホッケー部
１部昇格をつかみ取れなかった上智大学は悔しさをあらわに。
上智らしいプレーをできないまま、終始横市のペースで刻一刻と時間だけが過ぎていき、試合終了のホーンが鳴りました。
上智大学体育会グランドホッケー部
一部昇格をすることができなかった悔しさは大きいですが、この悔しさをバネに秋リーグでは一部昇格します。
多くの先輩たちが強く強く望み、そのために数えきれないほどの努力をし、それでもやっぱり手が届かず、立つことのできなかったこの入れ替え戦の舞台に立てたことは、間違いなく私たちにとってとてもいい経験であり、かけがえのない財産です。
（写真／金子周平）
