2019.07.02 14:29 | 日本代表
男子ホッケー日本代表サムライジャパン(世界ランキング16位)は、1日、福井県越前町で行われたカナダ代表 (世界ランキング10位) とのテストマッチ最終戦に4-2で勝利した。テストマッチは合計4試合行われ、日本が2勝1分1敗で勝ち越した。
交流戦も含めた全試合の結果は下記の通りとなった。
日程 | チーム | 結果 | チーム |
---|---|---|---|
6/22(土) 14:30 | 福井クラブ | 2 - 4 | カナダ |
6/23(日) 14:30 | 日本 | 9 - 0 | 福井工業大学 |
6/24(月) 14:30 | 日本 | 3 - 3 | カナダ |
6/26(水) 14:30 | 日本 | 5 - 2 | カナダ |
6/27(木) 14:30 | 日本 | 3 - 4 | カナダ |
6/30(日) 14:30 | 福井工業大学 | 2 - 6 | カナダ |
7/01(月) 14:30 | 日本 | 4 - 2 | カナダ |
4試合行われたテストマッチで、日本は合計15ゴールを獲得。そのうち、毎試合得点をあげた膳棚大剛(天理大学ベアーズ)が計5ゴールで得点王となった。
▼5得点をあげた膳棚
次いで田中健太(HGC HC)の3ゴール、地元・福井クラブの渡辺晃大が2ゴール。
山田翔太(岐阜朝日クラブ)、高橋洋介(山梨学院大学)、福田健太郎(岐阜朝日クラブ)、山﨑晃嗣(滋賀クラブ)、和久利裕貴(福井クラブ)が1ゴールだった。
テストマッチ第4戦では落合晴輝(岐阜朝日クラブ)が日本代表初キャップを記録した。
落合晴輝は代表デビュー戦で兄・落合大将(LIEBE栃木)とともにプレーした。
▼5月のホッケー日本リーグでの落合晴輝
29日にはカナダ代表選手によるホッケークリニックも開催された。
▼「はぴりゅう 福井しあわせ元気国体・障スポ」のFacebookアカウントより
▼カナダ代表の主将・TUPPER Scottのインスタグラム
(TUPPERはテストマッチ第4戦で代表出場試合数が300キャップに到達した)
海外の代表選手からホッケーを学ぶ機会はなかなかない。貴重な経験になっただろう。
カナダは4~5月に行われたFIH・シリーズ・ファイナル・マレーシア大会で優勝し、オリンピック最終予選(10~11月に開催)への出場権をすでに手に入れている。
その最終予選を迎える前に、7月末から開幕するパンアメリカン大会で優勝できればその時点でオリンピック出場権を獲得できる。
最大のライバルはアルゼンチンだ。
南米ペルー・リマで開催されるパンアメリカン大会は7月30日開幕だ。
対する日本は8月にテストイベントが待っている。
東京オリンピックの会場である大井ホッケー場で開催予定のイベントだ。
1日に更新された世界ランキングで順位を2つあげ、16位となった日本。
今回のテストマッチはホーム開催というアドバンテージもあったが、世界ランキング10位のカナダ相手に勝ち越したことは今後につながる結果だったと言えるだろう。
さらなる強化に期待が膨らむ。
(文・藤本一平)
■テストマッチの結果はこちら