2019.07.23 10:34 | 日本代表
2020東京オリンピック・ホッケー競技は品川区と大田区で開催される。
大会会場である大井ホッケー競技場のノースピッチは品川区、サウスピッチは大田区に位置する。
ノースピッチがある品川区におけるホッケー広報活動の盛り上がりを紹介したい。
21日発行の「広報しながわ」では『2020品川が熱い!!オリンピック特集:ホッケー・ビーチバレーボール』と題して大々的にホッケーが取り上げられている。
▽表紙には元女子ホッケー日本代表でオリンピアンの藤尾香織さんが登場している。藤尾さんは現在、品川区東京2020大会コミュニケーターとしてホッケーの普及活動に活躍されている。
品川区の公式You-tubeチャンネル「しながわネットTV」では、『~ホッケー~東京2020大会 注目競技と選手の紹介』というタイトルで2分間の映像が公開された。
さくらジャパンの清水美並選手、永井葉月選手、サムライジャパンの田中健太選手、吉川貴史選手が登場し、ホッケーの魅力、見どころをわかりやすく紹介してくれている。
さらに品川区では東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の1年前を記念して、『みんなであそぼっ!スポーツフェスタ"OZ"~Olympic Zeal(オリンピックの熱意)~』というイベントが開催される。
当日は、品川区応援3競技(ホッケー、ビーチバレーボール、ブラインドサッカー)やボルダリングといったスポーツ体験コーナーのほか、ゲストを招いたトークショー、現役アスリートによるエキシビションマッチなどが実施される。
概要は下記の通り。
日時:7月28日(日)午前10時~午後5時
雨天決行(※雨天の場合は屋外イベント内容を変更する可能性あり)
観戦・体験無料
場所:品川区立総合体育館(JR五反田駅より徒歩8分、JR大崎駅より徒歩8分)
ホッケーの競技体験コーナーだけでなく、午後0時40分~午後1時10分は東京ヴェルディホッケーチームVS山梨学院大学ホッケーチームのエキシビジョンマッチも開催される予定だ。
イベントの詳細はこちら
日本ホッケーが今後、成長していくためには現在ホッケーにかかわっていない人々にホッケーの魅力を知ってもらい、継続的にホッケーにかかわる「ホッケーファミリー」の一員になってもらうことが重要となるだろう。
普及のカギはいま、ホッケーを知らない人々、ホッケーをやっていない人々をいかに巻き込めるか、だ。
品川区は7月1日に人口が40万人を突破したことを発表した。
大田区の人口は73万人を越える。
こういった人口の多いエリアにホッケー競技場ができたり、そのエリアの行政が広報活動を行ったりすることはホッケー界にとって追い風であることは間違いない。
その風をどこまで大きな旋風にできるか。
また東京オリンピック後、どこまで継続、拡大していけるか。
明日24日には、東京オリンピック開幕まであと一年となる。
「忙しくてホッケーになかなか関われない」という人もいるかもしれないが、何気ない会話の中でホッケーの話題を出したり、SNSでホッケー情報をシェアしたりすることも立派な普及活動のひとつだ。
ちょうど一年前を迎えるこの機会に何ができるか考えてみたい。
(文・藤本一平)