2019.09.25 11:37 | 海外
男子ホッケー日本代表サムライジャパンの主将・山下学が所属するサザンユナイテッドホッケークラブ(Southern United Hockey Club,以下サザン)は21日、オーストラリア・ビクトリア州のプレミアリーグ・グランドファイナル決勝でフッツクレー(Footscray)と対戦した。
サザンは5-0で快勝し、昨シーズンに続き、2年連続で栄冠を手にした。
■準決勝までのおさらいはこちら↓
決勝戦でサザンはグランドファイナルの初戦で敗れたフッツクレーと再び対戦。
前半は0-0と拮抗した試合となったが、後半にサザンの攻撃陣が怒涛の攻めを見せ、5得点。
5-0という大差の結果でリベンジを果たし、サザンが勝利をおさめた。
▽下記動画の2:20~男子決勝のハイライト動画を見ることができる。
DF陣の中心選手としてプレーした山下。チームの公式Facebookに掲載された決勝戦でのプレー写真を掲載。
▽ドリブルをするときも、パスを出すときも顔をあげて周囲の状況を判断しながらプレーできることが山下の強みの一つだ。
▽試合後の表彰式で安堵の表情を見せる山下と国際試合Cap数400を超える元パキスタン代表の伝説的選手ワシーム
▽オランダ人ファミリー宅でホームステイをしながらの海外挑戦、ホストファミリーとの一枚
▽山下のインスタグラムより
メルボルン・プレミアリーグを終え、山下の次なる活躍の舞台はオーストラリア国内最高峰の戦い、ホッケーワン(Hockey One)だ。
ホッケーワンはオーストラリアのホッケー競技統括団体・ホッケーオーストラリア(Hockey Australia)によって2019年から開催される新しい大会だ。
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昨年まで、オーストラリアでは6つの州と2つの特別地区がそれぞれ地区代表チームを結成し、オーストラリアホッケーリーグ(通称AHL)という大会で国内チャンピオンを決めてきた。
ホッケーワンはこのAHLに取って代わる大会として開催される。
昨年のAHLは男女それぞれ8チームが参加し、2グループに分かれてプール予選を行っていた。ホッケーワンではホッケーファンが高いレベルのホッケーをより多く観戦できるよう、参加する男女各7チームがホーム&アウェイで総当たり戦を行う大会形式に変更した。総当たり戦後、上位4チームが準決勝に進出し、グランドファイナルで優勝チームが決定する大会形式だ。
大会は現地時間9月29日に開幕し、11月16日のグランドファイナルで閉幕となる。
山下は昨年のAHLでキャンベラ・レイカーズの一員としてプレー。今年もキャンベラのチーム「キャンベラチル」(Canberra Chill)でプレーする予定となっており、メルボルンのチーム「ホッケークラブメルボルン」(Hockey Club Melbourne)との対戦では、サザンのチームメートとも対戦する可能性が高い。
また、今回のホッケーワンには山下以外にも男女の日本人選手が参戦予定となっている。より詳しい情報はまた別の記事で取り上げる予定だ。
生年月日:1989/2/4
血液型:A
身長:173cm
体重:71kg
出身地:富山県
ホッケー歴:20年
出身校:大谷小学校 / 大谷中学校 / 石動高校 / 東京農業大学
現在、日本国内では小矢部RED OXに所属。
日本代表CAP数は184(2019年9月19日現在)
モットー・座右の銘は「努力」(READY STEADY TOKYOの選手プロフィールより)とあるように、身体を整える体操法や入浴後のストレッチなど身体のケアを怠らずに行ってきた。身体の柔らかさは日本代表チームでも際立つ。
海の幸に恵まれた富山県出身ということもあり海産物が好きで、お寿司は「えんがわ」を好む。
(文・藤本一平)
■昨年のAHLの記事はこちら↓