2019.10.01 13:54 | 海外
9月29日、オーストラリア最高峰の国内ホッケーリーグ「ホッケーワン」が開幕し、女子ホッケー日本代表さくらジャパンの浅野祥代、石橋唯今(ともに ぎふ朝日レディース )、及川栞(東京ヴェルディホッケーチーム)が所属するキャンベラ・チルはブリスベン・ブレイズと対戦。2-2の同点で試合が終了した後、SO戦は3-2で勝利し、勝ち点3を獲得した。
キャンベラ・チル(女子)の浅野、石橋、及川の3名は先発出場し、チームの勝ち点3獲得に貢献した。
▽浅野のインスタグラム投稿(矢印を押すと複数の写真を見ることができる)
▽石橋の投稿 (矢印を押すと複数の写真を見ることができる)
▽及川の投稿
男子ホッケー日本代表サムライジャパンの村田和麻、山下学(ともに小矢部RED OX)はキャンベラ・チル(男子)の先発選手として出場したが、チームは1-4でブリスベン・ブレイズに敗れた。
また、アデレード・ファイア(男子)の膳棚大剛(天理大学ベアーズ)、渡辺晃大(福井クラブ)も試合に先発出場したがチームは1-2の僅差でNSWプライドに敗れた。
▽ラウンド1の全試合ゴールハイライト
紹介が遅れたが、今回のホッケーワンでは下記、3つの独自のルールが適用されている。
1.チームリストの制限
チームはGKも含めて、14名までしかベンチ入りすることができない。
2.フィールドゴールコンバージョンズ
フィールドゴールを決めたとき、あるいはフィールドプレー中に与えられたペナルティーストロークを決めたとき、得点者は自動的に1対1でGKと対戦するペナルティーシュートアウト(以下、SO)のチャンスを得ることができる。(つまり、フィールドゴールを決めたあとにSOも決めれば2ゴール)
3.全試合に勝敗をつける
勝利したチームには勝ち点5、敗れたチームは勝ち点0。引き分けの際は試合直後にSO戦を行い、勝者に勝ち点3が、敗者には勝ち点2が与えられる。
フィールドゴールコンバージョンズは、「ペナルティーコーナー(特にドラッグフリック)による得点への依存から脱却するため」(ホッケーワンGM・トニー・ドデメイド)の措置として、昨年のAHL(オーストラリアホッケーリーグ)から試験的に適用されている。
いずれも「ホッケーファンがよりエキサイティングな試合を楽しめるように」(トニー)と考えてのルール変更であり、Hockey Australia(オーストラリアのホッケー競技統括団体)はこのルール変更による影響を推奨事項とともにレポートにまとめ、FIH(国際ホッケー連盟)にフィードバックする予定だ。(それらを考慮して2020年シーズンのルール・レギュレーションが決定する)
参考:https://hockeyone.com.au/hockey-one/rules/
日本人選手が所属するチーム(太字)の第2戦はいずれも10月5日(土)に開催される予定だ。
【女子】(時間は現地時間)
13:00試合開始
キャンベラ・チル 対 NSWプライド
【男子】
15:30試合開始
キャンベラ・チル 対 NSWプライド
18:30試合開始
タジー・タイガース 対 アデレード・ファイア
(文・藤本一平)
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