山梨学大に完敗 春秋リーグ制覇ならず/関東学生秋季1部リーグ戦

2019.11.19 20:08 | 大学生

 決勝戦の相手はインカレ準決勝で敗れた好敵手、山梨学大。序盤から攻め立てられるも堅守で耐え、試合は動かぬまま最終Q(クオーター)へ。SO戦も見えてきた試合終了間際、わずかなスキを突かれまさかの失点。巻き返しを図るもかなわず、0-1で王座を逃した。











◆9・1~11・30 関東秋季1部リーグ戦
     


▼11・17 決勝(早大東伏見グラウンド)
  


明大00ー01山梨学大
   


0ー0
   


0ー0
   


0ー1
       


 試合後、選手達は「自分たちのホッケーができなかった」と口をそろえた。立ち上がりから相手のペースにのまれ、明大の強みである〝つなぐパスホッケー〟が展開できない。相手陣地でのプレーも増え、なんとか持ち直した最終Q。しかし5度のシュートチャンスをモノにできずチームに焦りの色がにじむ。残り1分、「攻守の意識がかみ合わずマークに空きが出た」(DF古川裕大・政経2=伊万里商)。まさにほんの一瞬を突かれた失点だった。
 インカレ準決勝の雪辱果たせず。「同じやられ方なのが本当に悔しい」(MF鵜飼聡太・政経3=丹生)。またしても試合終盤、カウンターの1点に泣いた。

 来月には全日本選手権が控える。初戦の相手は社会人1位の岐阜朝日クラブだ。「(相手は)あまり集まっての練習もできないはず。最初から攻めれば足元をすくえるのでは」と、総監督も強気に意気込む。4年生は学生最後の公式戦、勝ち進めば山梨学大へのリベンジマッチも十分ありうる。三度目の正直。「最後は笑って終わりたい」(FW太田陸登・理工4=今市)。一戦一戦、確実に白星をつかみ取りに行く。

[菅野向日葵]

試合後のコメント

小池監督

-全日本選手権に向けての練習プランはどのようなものですか。

 「いつも通り。あとは制度を高めるしかない。いかにPC(ペナルティーコーナー)をとるか、と、毎度言うけれどワンチャンスで1点取れるように。一対一で負けないことが大切」

MF舘亮佑主将(政経4=丹生)

-学生最後のリーグ戦が終わりました。

 「ベタですけど、ついてきてくれたチームメイトのおかげです。僕一人では絶対に取れなかった賞だと思っています」

-敢闘賞、ベストイレブンを受賞しました。

 「全日本学生選手権で負けているので、しっかりリベンジして、インカレ王者の肩書きを奪いたいと思います」

MF森紘之(法2=天理)

-全日本選手権は地元、岡山での開催です。

 「ホームゲームなのでね、僕が一番輝けるように。地元の友達も見に来てくれるので、明治に来て強くなった姿を見せつけたいです」