【記者会見】サムライジャパン田中世蓮/五輪ホッケー組み合わせ発表

2019.12.18 16:24 | 日本代表

17日に東京オリンピック2020組織委員会トリトンスクエアオフィスにて、東京2020大会・ホッケー競技の対戦組み合わせが発表された。発表会に出席した国際ホッケー連盟東京2020大会実務責任者(理事)のタヤブ・イクラム氏、男子ホッケー日本代表候補の田中世蓮選手のコメントを紹介する。

タヤブ・イクラム/国際ホッケー連盟東京2020大会実務責任者(理事)

「(オリンピックのような)国際的な試合の組み合わせをスケジュールするにあたりまして、多くのことを考慮しておく必要があります。

東京の大会において非常に重要なことは暑さ対策です。
暑い気候の中でみなさんが、それぞれのチームが、フェアに機会を与えられること、うまく試合を公正に割り振ることが最も優先順位の高いことでした。
フェアな形で組み合わせを行うことが私どもにとって非常に重要です。

会見するタヤブ・イクラム氏  写真=マイホッケー

また、その次に、アスリートファースト。アスリートが気持ちよく試合にのぞめるようにすることも非常に重要でした。彼らのウェルフェア、とても良い状態で試合にのぞめることを重視して決めています。

また、東京2020のみなさま、OBS(Olympic Broadcasting Services)の方々としっかりとパートナーとして連携を組むこと。OBSの仕事ですけれども、国際的なタイムゾーンの中でスケジュールを決めていくという非常に重要な、むずかしい仕事に取り組まれています。また、他のスポーツとの兼ね合いも考えながらということになりますが、OBSの方々にはしっかり協力していただいていまして、私どもも今のところ満足できるものとなっています。

また、開催国の方々の視点というのも重要です。日本のみなさまにもしっかりと楽しんでいただけるスケジュールを組んでいます。この試合会場に足を運んでくださる方々、また日本各地でメディアを通して観戦してくださる方々のことも考慮しております。

いままでご説明してきた4~5の優先順位を考慮したうえで、また、国際ホッケー連盟の意向も取り入れた形で私たちが最高と思えるパッケージをご用意することができました。

ここに至るまでに室伏広治さんをはじめ、スポーツ部門の方々、そのほかの方々にも、多大なるご協力をいただきました。そして、このような素晴らしい計画を組むことができました。また、日本ホッケー協会の方々にも御礼を申し上げます」

組み合わせ発表の瞬間  写真=マイホッケー
全競技のなかでホッケーが最も早い組み合わせ発表となった 写真=マイホッケー

次ページへ
田中世蓮選手のコメント

12