2019.12.25 17:36 | 高・中・スポ少
八頭高校(鳥取県)は25日、第51回全国高等学校選抜ホッケー大会の女子決勝で丹生高校(福井県)に1-0の勝利をおさめて初優勝を果たした。
1-0(0-0/0-0/0-0/1-0)
丹生の支持率が若干高いが、お互い中々チャンスを作れない時間が続く。
11分、八頭10番中口がドリブルでサークルまで持ち込みペナルティーコーナーを獲得。中口がフリックを放つが、キーパーのナイスセーブに阻まれる。
18分、25分と丹生がシュートチャンスを作るが、どちらもゴールの枠を外れる。
前半は丹生がスクープを多用して自分たちのペースを作り、八頭は10番中口を基点に試合を作るが、中々サークルまで入れない展開となった。
後半開始1分、八頭のボール回しの乱れから丹生5番大川がボールを奪い、シュートを放つもキーパーが止める。32分にも丹生がタッチシュートをするも枠外へ。40分、丹生のロングパスが5番大川にに繋がるも八頭のディフェンスが守り抜く。42分、丹生の打ち込みから10番佐々木に繋がりリバースシュート。
これも八頭のGK澤田がナイスセーブを見せる。
八頭の矢澤監督が「キーパーがよく止めてくれた」と評価するように、澤田は丹生のシュートを食い止めた。
0対0のまま迎えた最終クオーター。
55分、八頭が待望のゴールを決める。
サークル内での丹生のトラップミスをつき、11番岡垣がリバースシュートを放つ。試合後、岡垣は「『入れ!』って気持ちで思い切り打った」と話した。
試合終了1分前、丹生はスクープでサークルインしポイントを取りペナルティーコーナーを獲得するが、失敗。
1対0で八頭高校が初優勝を飾った。
試合後、八頭高校の矢澤監督は「何が起こったか分からん。自分らはまだまだやれると思ってたけど、最後伸びてくれた。中学の時の実績があるから優勝させないとと思っていた」と話した。
※2016年全日本中学生ホッケー選手権で準優勝した八頭町立八頭中学校の主要メンバーが現在の八頭高校の3年生。
10番中口、2番濱本、9番寺谷は当時大会優秀選手に選出されており、今大会も八頭の優勝に貢献。
決勝ゴールを決めた岡垣は「大会前、自分は調子悪かったのでこの大会で気持ちを切り替えて、先輩達に恩返ししたい思いで臨みました。優勝した実感はまだないです。今まで勝ちきれなかったのでこの大会は優勝できてよかった」と大会を振り返った。
記事協力=高校ホッケー(公式Twitter @kokohockey)
編集=マイホッケー
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