2020.01.21 14:48 | 海外
１１日に中国（常州市）で女子FIHプロリーグが開幕し、オランダ（世界ランキング１位）と中国（同１０位）が対戦。２試合を行い、１１日は３対０、１２日は４対２でオランダが２連勝を果たした。
FIHプロリーグ（以下、プロリーグ）は国際ホッケー連盟（FIH）主催の２０１９年１月からはじまった国際大会。これまで開催されてきたチャンピオンズトロフィー、ワールドリーグ・セミファイナル、ワールドリーグ・ファイナルに代わる大会としてスタートした。女子は下記の９カ国が出場国として名を連ねている。日本は選出されていない。
※：イギリスはイングランドの世界ランキングを表記
（カッコ内は世界ランキング／２０２０年１月２１日時点）
２０１９年の第１回大会では９チームがホームアンドアウェー方式で総当たりのリーグ戦（レギュラーステージ）を行い、その後、上位４チームによるグランドファイナルが開催された。
今回の２０２０年第２回大会より下記の例のように「２年かけてのホームアンドアウェー方式」に変更された。
・２０２０年にチームAがホストとしてチームBを迎え、数日以内に２試合を開催
・２０２１年にチームBがホストとしてチームAを迎え、数日以内に２試合を開催
これにより、第１回大会よりも各チームの移動距離が半減し、チームのコストやアスリートの負担、環境への負荷も軽減された。
今大会は東京五輪前の６月末まで続くスケジュールとなっている。
女子中国はアジアで唯一、FIHプロリーグに参戦しているが、ホームでの開幕シリーズは世界女王オランダに屈した。
東京オリンピック本番では女子日本代表さくらジャパンは予選プール（B組）の初戦（７月２６日）で中国と対戦することもあり、今後も中国の動向は気になるところ。
中国のほか、日本と同じB組ではスペインを除くオーストラリア、アルゼンチン、ニュージーランドがFIHプロリーグに参戦している。オリンピックに向けて各国がどのように仕上げてくるのか。この半年間、繰り広げられる戦いから目が離せなくなりそうだ。
▼ハイライト動画① オランダ ３－０ 中国
▼ハイライト動画② オランダ ４－２ 中国
