男子FIHプロリーグは波乱の幕開け インドがオランダから勝ち点5を獲得

2020.01.24 18:59 | 海外

18日にインド(ブバネーシュワル)で男子FIHプロリーグが開幕し、世界ランキング5位のインドが同3位のオランダと対戦。18日は5対2でインドが勝利し、19日は3対3と同点で試合を終えたのちに行われたシュートアウト戦(SO)を3対1でインドが制した。インドは2戦合計で勝ち点5を獲得した(勝ち点の配分は勝利=3、SO勝利=2、SO敗戦=1、敗戦=0)。

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FIHプロリーグとは

FIHプロリーグ(以下、プロリーグ)は国際ホッケー連盟(FIH)主催の2019年1月からはじまった国際大会。これまで開催されてきたチャンピオンズトロフィー、ワールドリーグ・セミファイナル、ワールドリーグ・ファイナルに代わる大会としてスタートした。

2019年の第1回大会(男子)ではパキスタンに出場停止処分が下され、8チームで大会が実施された。レギュラーシーズンはホームアンドアウェー方式で総当たりのリーグ戦を行い、その後、上位4チームによるグランドファイナルが開催され、オーストラリアが初代王者となった。

今回の2020年第2回大会より新たにインドが参戦し、下記の9チームで大会が展開される。日本は選出されていない。

男子の出場国

※1:イギリスはイングランドの世界ランキングを表記
(カッコ内は世界ランキング/2020年1月21日時点)

リーグ戦は6月の五輪前まで続く

また、2020年より大会方式が下記の「2年かけてのホームアンドアウェー方式」に変更された。

・2020年にチームAがホストとしてチームBを迎え、数日以内に2試合を開催
・2021年にチームBがホストとしてチームAを迎え、数日以内に2試合を開催

これにより、第1回大会よりも各チームの移動距離が半減し、チームのコストやアスリートの負担、環境への負荷も軽減された。

今大会は東京五輪前の6月末まで続くスケジュールとなっている。

サムライジャパンのライバル国たちは

男子インドはアジアで唯一、FIHプロリーグに参戦しており、ホームでの開幕シリーズで順調な仕上がりを見せた。東京オリンピック本番では男子日本代表サムライジャパンは予選プール(A組)の第5戦(7月31日)でインドと対戦する予定だ。

インドのほか、日本と同じA組のオーストラリア、アルゼンチン、ニュージーランド、スペインはすべてFIHプロリーグに参戦している。スペインは24日、25日にバレンシアでドイツと対戦し、オーストラリアは25日、26日にシドニーでベルギーと対戦する。

オリンピック本番に向けて各国がどのような戦いを繰り広げていくのか。日本のライバル国たちの戦況に注目だ。

▼ハイライト動画① インド 5-2 オランダ

▼ハイライト動画② インド 3-3(3-1 SO) オランダ