2020.03.03 15:20 | 日本代表
オランダ女子1部リーグ(フーフトクラッセ)のHGCにレンタル移籍している女子ホッケー日本代表さくらジャパンB候補選手の佐々木萌(ソニー HC BRAVIA Ladies)は1日、ウインターブレイクを経て再開されたリーグ後半の初戦、対SCHCに出場した。チームは0対6で敗れた。
15試合を終えて、現在リーグ12位と苦しいシーズンを送っているHGC。次節は6日、リーグ11位のビクトリアとアウェイで対戦する(6日20時30分/日本時間7日午前4時30分試合開始)。昨年10月にホームで対戦した際は0対2で敗れた相手だが、順位を上げていくためになんとしても勝利をつかみたいところだ。
▼リーグ後半戦開幕前のInstagram投稿
「今回の試合は第1クオーター途中からの出場でした。リーグ前半戦は、MF、FWでプレーしていましたが、今回はCF(センターフォワード)として1試合を通してプレーしました。現在リーグ2位のSCHCに対して0対6で負けてしまいましたが、収穫もあり次に繋がる試合になったと思います。
個人的にはリーグ前半戦と比べるととても調子が良いです。後半戦スタートにあたり、1ヶ月以上前からチームに合流し、フランスへ遠征に行くなどして、戦術理解やチームビルディングに力を入れていました。その甲斐もあって、私自身、チームメイトとの距離や試合中のコンタクト、コミュニケーションが一段と取りやすくなり、プレーの幅を広げることができました。
チームの現状としては厳しい位置にいますが、トップクラスのレベルでホッケーができる機会を無駄にせずに、1つでも多くのことを吸収し、技術面、人としても成長し、自分が学んだことを発信していきたいです。ベストを尽くして後半戦を終えられるよう精一杯頑張りたいと思います」
佐々木 萌(Sasaki Moe)
▼HGCのチームカラーは水色
2019年9月からHGCにレンタル移籍をした佐々木。所属先のソニー HC BRAVIA Ladiesは「国内の結果だけに満足することなく、常に世界トップレベルチームを意識したチーム作りを推進。(中略)今までに藤尾香織、永井友理、永井葉月、瀬川真帆、及川栞などを欧州各国のリーグに派遣」してきたチーム。(チーム公式ブログより)
過去に海外挑戦してきた選手たちの存在はもちろん、現在HGCの男子チームに在籍し、立命館大学の先輩でもある田中健太(日本代表サムライジャパン候補選手)の活躍も刺激になっているだろう。
オランダは女子代表チームが世界ランキング1位(記事公開時)でリーグのレベルも高い、いわば「ホッケー大国」。今後、海外挑戦を目指す他の日本人選手たちから注目される立場の佐々木がオランダの地でどのような活躍を見せてくれるか。リーグ後半戦のプレーに期待がかかる。
(文・藤本一平)
■女子オランダリーグのハイライト映像は下記のリンクから見ることができる
https://eyecons.com/kanalen/hoofdklasse-hockey-dames