五輪延期受け、さくらジャパン小野真由美がコメント

2020.04.20 19:43 | 日本代表

2021年夏への開催延期が決定した東京2020オリンピックについて、女子ホッケー日本代表さくらジャパンの小野真由美選手のコメントを紹介します。

どの道を歩むべきか

写真/中村雄紀夫

「(延期が発表されたときは)新型コロナウイルス感染拡大を受け、日本だけでなく世界が危機的な状況にあることを強く感じた。と同時にオリンピックが延期になり、今後自身がどの道を歩むべきかを考えなければならないと思った」とコメントした小野選手。

準備期間が延びたことで「私たちが日々活動できることの喜びを今まで以上に感じることができるのではないかと思う。合宿が再開されれば、活動できる日々を大切に、高いモチベーションで取り組むことができるのでは。また、そばにいてくれる仲間、スタッフ、支えてくださる多くの皆さまの存在の大きさに気づけるのではないかと思います」と述べた。

ファンに向けてのメッセージ

日頃より、サムライジャパン・さくらジャパンを応援していただきありがとうございます。スポーツが持つ力はとても偉大で、とても影響力のある素晴らしいものです。しかしながら、競技者も応援してくださる皆さまも健康でなければ成り立ちません。

新型コロナウイルスが収束し世界に平穏な日々が戻ることを心から願うと共に、皆さまに元気な姿で闘うサムライジャパン・さくらジャパンを引き続き応援していただけると幸いです。皆さまにおかれましても手洗いうがいなどで十分に予防をされ健康で過ごされることを心から願っております。

スポンサーへのメッセージ

サムライジャパン・さくらジャパンへ多大なご支援とご協力を賜り誠にありがとうございます。私が代表で過ごしてきた約18年間で一番充実した環境の中でオリンピックを目指すことができています。

1年の延期を受けて現在は代表活動ができない状況ではありますが、変わらず高い意識と自覚を持って日々を過ごし1年後のTOKYO2020では、皆さまに日の丸を胸に闘う私たちを観ていただけるよう努力して参ります。引き続きご支援とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

さくらジャパンスタッフへのメッセージ

私が復帰を決めて、ここまで頑張ってこられたのは、Anthony(アンソニー監督)はじめ、現場スタッフの皆さんの献身的なサポートがあったからこそです。

そんな素敵なスタッフに心から感謝をお伝えしたく思います。どんな時も心を込めて「頑張れ」と励ましてくれ、辛い時には寄り添ってくれ、困っている時には常に力を貸してくれ、至らない点があればしっかりと喝を入れてくれます。こんなにも選手ファーストでいてくれるスタッフに出会えたのは長い競技生活の中で初めてかもしれません。

皆さんと過ごす時間は限られています。だからこそ今できる最善を尽くし続けようと心に決めました。私をここまで頑張らせてくれたスタッフの皆さんに会える日がとても待ち遠しく思います。笑顔で会える日を楽しみにしています。

1年後の自分に向けてのメッセージ

良い決断をした結果が今だよ!

2019年8月の五輪テスト大会 写真=田中勝吾/マイホッケー

小野真由美選手のプロフィール

2007年から2017年まで、コカ・コーラウエストレッドスパークス(現コカ・コーラレッドスパークス)に所属し、三度の日本リーグ優勝に貢献。
2008年北京オリンピックと2016年リオデジャネイロオリンピックへ出場。
2018年のアジア大会で初優勝に貢献。
現在はSOMPOケア株式会社の広報部に所属しながら、日本代表選手として活動するとともに慶應義塾大学女子ホッケー部のアドバイザーを務めている。

▼BS朝日 アスリート・インフィニティ
♯183 小野真由美(ホッケー)