2021.03.30 17:00 | HJL
30日、オンラインで高円宮牌2020ホッケー日本リーグ(HJL)年間表彰報告会が開催され、最優秀選手(MVP)は金藤祥子(コカ·コーラレッドスパークス)と吉川貴史(岐阜朝日クラブBLUE DEVILS)が受賞した。
■金藤祥子(コカ·コーラレッドスパークス・初受賞)
金藤は受賞後のスピーチで「ベスト11に入るのも初めてなので、MVPを貰えたことに驚いています。私を活かしてくれたチームに感謝したいです」と語った。
その後の取材で昨シーズンの手ごたえを感じた点について「調子の波がなく、安定したプレーをできたのが良かった。ボールを多く触るようにして自分のテンポを作るように心がけました」と答えた。
来シーズンについては「中盤でのボールコントロールに注目してほしい。ミットフィルダーからフォワードへ繋がるパスやシュートへの姿勢も見せたい」と答えた。
▼金藤祥子選手が選ぶ昨シーズンの印象に残った試合シーンはこちら
11月22日に行われた女子決勝戦(コカ·コーラレッドスパークス対ソニーHC BRAVIA Ladies)。最終Q5分、ペナルティーコーナーからコカ·コーラが得点を決め2-1と逆転し、6年ぶり4回目の優勝に輝いた。
取材では「決勝戦の2得点目が印象に特に残っている。先に失点していたが、盛り返して勝つ!と思っていた」と話した。
■吉川貴史(岐阜朝日クラブBLUE DEVILS・初受賞)
男子のゴールキーパーがMVPを獲得するのは今回が初。
吉川はゴールキーパーがMVPを獲得する意義について「ゴールキーパーの止めるシーンが多いというのは良くないんですが(笑)、セーブすることでチームに勢いがついたりムードが良くなったりすると思う」と語った。
来シーズンについては「チーム全体を束ねるプレーをしたい。シュートアウト戦があれば是非注目してほしい」と意気込んだ。
▼吉川選手が選ぶ昨シーズンの印象に残った試合シーンはこちら
12月20日に行われた男子決勝戦(LIEBE栃木対岐阜朝日クラブ)。1-2の劣勢に立たされた岐阜朝日クラブは試合終了まで残り50秒でゴールキーパーの吉川がベンチに下がり、フィールドプレーヤーを11人にするパワープレーに踏み切る。
ラストワンプレーで2-2の同点に追いつき、シュートアウト戦へと持ち込んだ。シュートアウト戦は吉川の活躍もあり、4対2で岐阜朝日が勝利した。
取材では「前へ行けという指示やフリーの選手の位置をベンチから伝えた。攻撃に貢献したと思う」と話した。