【インタビュー】日の丸を背負って日本代表としてプレーできたことはとても感動的だった/U15日本代表オールスター戦

2021.12.23 14:20

 U15ジュニアユースのオールスター戦が12月4日と5日にOSPホッケースタジアム(滋賀県米原市)で行われ、選考会で選ばれた男女各30人が出場しました。男子はブラックとレッドの2チームに分けられ、両チームとも1勝1敗1分け、女子はホワイトとピンクの2チームに分けられ、ホワイトが2勝、ピンクが1勝となりました。

 今回、インタビューに応じていただいたのは4人のキャプテンです。

大会前はどのような気持ちでしたか?

戸屋「全国のトップレベルの人たちとプレー出できることがとても楽しみでした。それと同時に日本代表としてうまくできるか不安もありました」

ドリブルで切り込む戸屋響哉選手 写真=坪内暁宣

道端「緊張はあまりしていなくて、逆にわくわくしすぎて、車の中で仮面ライダーの曲を歌っていました」

増田「大会前は、とにかくわくわくしていました。また、日本代表として恥ずかしくないプレーをするために、しっかりと準備しなければ!と思っていました。 愛媛県で開催された選考会でも、全国から集まった強い選手達と一緒に、楽しくプレーすることができました。私がパスを出したいスペースに走ってくれたり、しっかりとプレッシャーをかけて、協力しながらチャネリングによるディフェンスをしたりと、初めてなのに「意識を共有したプレー」ができたからです。
 オールスター戦では、さらに選りすぐられた選手達が集うということで、楽しみがいっぱいで、待ち遠しかったです」

金子「全国のトップクラスの選手と一緒に試合をすることが楽しみでした。その中でどれくらい自分のプレーが通用するのかわくわくしていました」

女子ホワイトチームのキャプテンを務めた金子七海選手 写真=坪内暁宣

大会中印象的だったことはありますか?

戸屋「2日目の第3試合のシュートアウト戦です。僕が決めてチームに流れを作ろうと思いスタートしました。結果3対0で勝つことが出来てとても嬉しかったです。勝った時にみんなで集まった時はとても印象的です」

印象に残ったと話すSO戦の勝利 写真=坪内暁宣

道端「初日の試合で、ブラックチームに点を決めたとき、喜びを分かち合えたことが印象に残りました。他にも、初めにあったウォーミングアップでやり方が分からなくて、とりあえず10mくらい折り返しながら走ってたんですけど、そのとき向かい合ったチームメイトと「うい~」って言いながらハイタッチしたことがとても面白かったです。(笑)」

キャプテン同士の攻防 道端晴也さん(左)戸屋響哉さん(右) 写真=坪内暁宣

増田「私は、スイーパーをさせていただいたので、後方からコート全体を見ながら試合をしていました。ピンクチームもホワイトチームも状況に応じて考えながらポジショニングし、積極的にプレーしていて流石だなと感じていました。
 特に印象に残っている場面は、いつも心がけているインターセプトからのスピーディーな攻撃ができたことです。ディフェンス陣だけでなく、2列目、1列目と連携したプレッシャーによって、パスコースを限定させて、狙ってボールをインターセプトできた瞬間が何度かありました。残念ながら、得点までは至りませんでしたが、やりたいと思っていたプレーができて、嬉しかったです。
 コーチから、「ちゃんとキャプテンやってるやん!」と言っていただけたのは、本当に嬉しかったです。ありがとうございました!!」

強いヒットで味方にボールを送る増田菜々華選手 写真=坪内暁宣

金子「試合前にしようと思っていたパスフェイントが決まったことです。得意なプレーなので目線や体の向きに気をつけて相手をひっかけることができてよかったです」

相手選手をかわす金子七海選手 写真=坪内暁宣

大会の感想と今後の抱負について

道端「みんなと一緒にプレーができてとても楽しかったし、参考にもなりました。謙虚な心を忘れず、高校でも活躍できるようにがんばります。レッドチームのみんな、俺についてきてくれてありがとう!また会おうな!!」

戸屋「今回日本代表のキャプテンとしてオールスター戦に参加させていただいて、うまくチームをまとめれるか不安でしたが、試合を重ねていくうちにチーム一丸となり勝利することができてよかったです。僕が目標にしていた日本代表としてプレーできてとてもいい経験になりました。この2日間で日の丸の重みや責任を肌で感じることができました。
 U15で経験したことを活かしてこれからもU18、U21、そしてオリンピック選手になれるようにこれまで以上に努力をし、頑張りたいと思います。今回、オールスター戦に携わっていただいた監督、コーチ、スタッフの皆さん本当にありがとうございました」

充実した大会となった 写真=坪内暁宣

増田「世代別とは言え、日の丸を背負って日本代表としてプレーできたことは、とても感動的でした。また、全国のホッケーに打ち込む仲間達と親睦を深めることができ、本当に楽しかったです。
 そして、より強く、より速く、より正確なプレーをする多くの選手達から、沢山の刺激を受け、私自身もっともっと練習しなければならないと感じました。
 高校では、中学時代に成し得なかった『全国制覇』を実現するため、チームに貢献できるよう、さらに自分を磨いて行きたいと思います。皆と、また試合ができるのを楽しみにしています。
 最後に、コロナ禍という極めて厳しい情勢の中、私たちにオールスター戦という素晴らしい機会を与えていただき、本当にありがとうございました」

金子「上手な選手と試合をすることができて楽しかったです。大会の中で色んなコーチや監督から教えてもらったことや、色んな選手のプレーを見て学ぶことができてよかったです。高校でのホッケーに今回の体験を活かしていけるようにしたいと思います」

笑顔で大会を終えた 写真=坪内暁宣

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