HGC田中健太強行出場もプレーオフで惜しくも敗退/ホッケーオランダリーグ

2022.05.26 14:03 | 海外

 世界最高峰のホッケーオランダリーグ(フーフトクラッセ)は現地時間21日にプレーオフ第2戦、22日に第3戦が行われ、田中健太が所属するHGC(ハー・ヘー・セー)はリーグ戦首位通過のBloemendaalと対戦した。
 21日は3対1で勝利したが、22日は1対2で敗れ、敗退した。田中は10日の練習で顔面にボールが当たって骨折し、第1戦は欠場したが第2戦、第3戦は強行出場。第2戦で逆転ゴールにつながるアシストを記録するなどの活躍を見せた。
 田中は2018-2019シーズンからオランダリーグに参戦。4年目のシーズンはリーグ戦4位、プレーオフ敗退という結果だった。(写真=Rik Komor ©HGC)

試合結果

プレーオフ・第2戦

HGC 3-1 Bloemendaal

得点者:
HGC:53分 Pelle Vos(FG)、55分 Marc Boltó(FG)、68分 Floris van der Kroon(FG)
Bloemendaal:14分 Jorrit Croon(FG)

▼ハイライト映像

プレーオフ・第3戦

HGC 1-2 Bloemendaal

得点者:
HGC:39分 Alan Forsyth(FG)
Bloemendaal:42分 Tim Swaen(PC)、45分 Roel Bovendeert(FG)

田中のコメント

 BloemendaalとのPlay-Offs第3戦。ここで勝てば決勝進出が決まる。第2戦では3-1で勝利しチームとしても波に乗っている状態での試合。2連戦ということもあり両チーム共に精神、肉体とも消耗した状態での緊迫した一戦となった。
 前半は両チーム共にチャンスを作れていたが得点には至らなかった。後半は打ち込みから貴重な先制点を取ることができた。しかし、その後すぐに同点になると最後には逆転を許して1-2での敗戦となった。チームとしては本当に良く戦ったし、全員が自分の役割を果たせていたと思う。ただ、相手の方が最後のフィニッシュのクオリティーやメンタルが上だったと思う。
 個人的には怪我明けからの2連戦でベストとは言えないものの自分の全てを出し切れたと思う。また、この大アウェーでのゲームで世界一のクラブであるBloemendaalに2戦目は勝利し、最終戦も最後まで相手を苦しめたことを誇りに思う。
 いつか日本でもこんな多くの観客の中、ホームゲームやアウェーゲームができるようになっていってほしいなとも心の底から思った。
 今シーズンを振り返ると東京オリンピックが終わり、気持ち的にも体力的にもかなり大変なシーズンだった。でも自分のベストは出せた思う。次のシーズンはまだどうなるかわからない。もし、残るならまたこの世界最高峰のリーグで優勝を目指したいと思う。

田中健太のプロフィール

生年月日:1988/5/4
血液型:A
身長:173cm
体重:69kg
出身地:滋賀県
出身校:春照小学校/伊吹山中学校/天理高校/立命館大学

日本代表CAP数は166、ゴール数は80(2022年3月16日現在)。

モットー・座右の銘は「一所懸命」。尊敬する人はイチロー、三浦知良。(2019年の五輪テスト大会「READY STEADY TOKYO」の選手プロフィールより)

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田中健太選手のメッセージ
「オランダリーグでプロ選手として活動しています。ギフティングはフィールドホッケーの普及、発展に活用いたします。」

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