2022.10.31 16:30 | 海外
ホッケー女子のオランダリーグに日本代表さくらジャパンの3選手が参戦している。田中花歩と坪内萌花(ともにソニーHC BRAVIA Ladies)は1部リーグのKlein Zwitserlandで、鳥山麻衣(南都銀行 SHOOTING STARS)は2部リーグのWere Di Tilburgでプレーしている。(写真提供=ホッケージャパンリーグ)
オランダはホッケーの強豪国で、女子オランダ代表は東京2020オリンピックで金メダルを獲得し、現在、世界ランキング1位。オランダリーグは世界トップレベルのリーグで、外国人選手が多くプレーしている。
田中はオランダリーグ参戦にあたり、自身のInstagramで「世界最高峰のオランダリーグに参戦しています。レベルアップ出来るように楽しみながら挑戦していきます!」と投稿。
▼田中の投稿(前列左から3番目が田中)
坪内は自身のInstagramでオランダ生活の様子をたびたび投稿しており、10月中旬に「毎週末に試合がある生活リズムには慣れてきましたが、それでも新しいことの連続で頭と心が忙しい日々です」とコメント。
メンタルコーチによるチームビルディングを受けて「目の前の状況や置かれた環境は変わっていなくても、考え方・捉え方でこんなにも見える世界が違うのかとも、色んな面で勉強しています」と様々な経験をポジティブに受け入れながら海外挑戦を楽しんでいる様子だ。
▼坪内の投稿(後列左から4番目が坪内)
田中と坪内が所属するKlein Zwitserlandは9試合を終えて未勝利で、現在リーグ最下位の12位と苦しいシーズンを送っているが、世界最高峰のリーグで着実に経験を積んでいる。
10月30日のRotterdam戦(KZ 0-3 Rotterdam)。背番号3番が坪内、25番が田中。2分35秒から坪内が右サイドを突破し、ゴール前にパスを送るチャンスメイク。セカンドポストで待ち構えるのが田中。
鳥山が所属するWere Di Tilburgは7試合を終えて3勝4敗の勝ち点9で12チーム中7位につけている。
鳥山は10月2日のLeonidas戦で初ゴールをあげ、自身のInstagramで「オランダでのファーストゴール。自分がゴールしたからだけじゃなくて、チームメイトがファーストゴールを喜んでくれたことがとても嬉しい。これからも、もっとチームの勝利に貢献したい」とコメントした。
▼鳥山のゴールシーン
(コメントは絵文字などを一部、編集)
ホッケーにおける世界最高峰のリーグで、1部リーグは「Hoofdklasse」(オランダ語でトップクラスの意味)と呼ばれ、12チームが総当たり2回戦のレギュラーシーズンを戦う。男子リーグは1973年に、女子リーグは1981年に創設された。例年、8月下旬~9月上旬ごろにシーズンが開幕し、12月~2月はインドアホッケーシーズンのため中断。3月から再開し、5月に上位4チームによるプレーオフが実施されることが多い。
参考:「Women's Hoofdklasse Hockey」(Wikipedia)
オランダリーグのハイライト映像は下記のリンクから見ることができる。(男女とも1部リーグのみ)
https://eyecons.com/kanalen/hoofdklasse-hockey-dames