2022.11.02 11:00 | 日本代表
男子ホッケーの国際大会「スルタンアズランシャーカップ」(マレーシア・イポー)は1日に開幕し、日本代表サムライジャパン(世界ランキング17位/以下WR)は開幕戦でエジプト(WR21位)に1対0で勝利した。
FW福田健太郎(岐阜朝日クラブ)が放ったシュート性のパスを、ドイツリーグでプレーするFW山﨑晃嗣(UHC Hamburg/国内の所属チームはBlueSticks SHIGA)が角度を変えてゴールに押し込んだ。また、島根県立横田高校3年生の佐伯昂⼤が初キャップを記録した。
▼ハイライト映像(Astro ArenaのYouTubeチャンネル)
▼初キャップを記録した佐伯(左)と高橋章ヘッドコーチ
今大会は1回戦総当りのリーグ戦の後、1位と2位による決勝戦、3位と4位による3位決定戦、5位と6位による5位決定戦が実施される。サムライジャパンの次戦は、日本時間11月2日(水)19時から前回優勝の韓国(WR12位)と対戦する。韓国は初戦でマレーシアに3対0で勝利している。
■日本の試合日程(すべて日本時間)
ドイツリーグに参戦中の山﨑晃嗣を含め、東京2020オリンピック出場選手は11名(山﨑晃嗣、田中世蓮、落合大将、北里謙治、永井祐真、福田健太郎、大橋雅貴、田中海渡、山田翔太、吉川貴史、霧下義貴)が選出された。
アズランシャーカップは全日本学生ホッケー選手権大会(インカレ)と日程が重なるため、SOMPO JAPAN CUP2022(8月)に出場した田中健太(立命館大学コーチ)や川村裕亮、高出大暉、川原大和(いずれも立命館大学)、永吉拳(天理大学)、丹羽巧磨(朝日大学)、佐伯郁海(福井工業大学)ら大学生の選手は選出されなかった。
佐伯郁海の弟で、21歳以下日本代表候補選手の佐伯昂⼤が初選出された。島根県立横田高校の3年生で、インターハイと国体の2冠を達成している。
No. | 背番号 | Po. | 氏名 | NAME | 年齢 | Cap数 | チーム/所属先 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | FW | ⼭﨑 晃嗣 | YAMASAKI Koji | 26 | 111 | UHC Hamburg/(株)SCREENホールディングス |
2 | 5 | MF | ⽥中 世蓮 | TANAKA Seren | 29 | 123 | 岐阜朝日クラブ/(公社)ぎふ瑞穂スポーツガーデン |
3 | 6 | MF | 落合 ⼤将 | OCHIAI Hiromasa | 28 | 95 | LIEBE栃木/北関東綜合警備保障(株) |
4 | 10 | MF | ⼭⽔ 翼瑳 | YAMAMIZU Tsubasa | 28 | 36 | 表示灯フラーテルホッケーチーム/表示灯(株) |
5 | 11 | FW | 北⾥ 謙治 | KITAZATO Kenji | 33 | 169 | ALDER飯能/飯能市役所 |
6 | 12 | FW | 永井 祐真 | NAGAI Yuma | 26 | 22 | 岐阜朝日クラブ/ホンダロジコム(株) |
7 | 14 | FB | 藤島 来葵 | FUJISHIMA Raiki | 22 | 24 | ALDER飯能/コクボ消毒(株) |
8 | 16 | MF | 落合 晴輝 | OCHIAI Haruki | 26 | 13 | 岐阜朝日クラブ/中日コプロ(株) |
9 | 17 | FW | 福⽥ 健太郎 | FUKUDA Kentaro | 27 | 72 | 岐阜朝日クラブ/(株)美濃環境保全社 |
10 | 18 | FW | 加藤 凌聖 | KATO Ryosei | 25 | 24 | LIEBE栃木/栃木県スポーツ協会 |
11 | 20 | FB | ⼤橋 雅貴 | OHASHI Masaki | 29 | 114 | LIEBE栃木/北関東綜合警備保障(株) |
12 | 22 | MF | ⽥中 海渡 | TANAKA Kaito | 26 | 59 | 表示灯フラーテルホッケーチーム/表示灯(株) |
13 | 23 | FW | 河邉 皓星 | KAWABE Kosei | 23 | 8 | 岐阜朝日クラブ/中日コプロ(株) |
14 | 25 | FB | ⼭⽥ 翔太 | YAMADA Shota | 27 | 115 | 岐阜朝日クラブ/アピ(株) |
15 | 27 | GK | 千原 健史 | CHIHARA Takeshi | 29 | 0 | 表示灯フラーテルホッケーチーム/表示灯(株) |
16 | 30 | GK | 吉川 貴史 | YOSHIKAWA Takashi | 27 | 114 | 岐阜朝日クラブ/中日コプロ(株) |
17 | 32 | FB | 霧下 義貴 | KIRISHITA Yoshiki | 23 | 75 | LIEBE栃木/栃木県スポーツ協会 |
18 | 33 | FW | 佐伯 昂⼤ | SAEKI Kodai | 17 | 0 | 島根県⽴横⽥⾼校 |
2022年9月30日・日本ホッケー協会発表
Cap数はFIHのtmsより算出(2022年10月5日時点)
No. | 役職 | 氏名 | NAME | 所属 | 年齢 |
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1 | ヘッドコーチ | 髙橋 章 | AKIRA TAKAHASHI | 50 | (公社)日本ホッケー協会 |
2 | GKコーチ | 高瀬 克也 | KATSUYA TAKASE | 39 | (株)タカセキカク |
3 | アシスタントコーチ | 山下 学 | MANABU YAMASHITA | 33 | (公社)日本ホッケー協会 |
4 | ゲームアナリスト | 中條 友博 | TOMOHIRO CHUJO | 33 | (公社)日本ホッケー協会 |
5 | トレーナー | 深澤 智明 | TOMOAKI FUKASAWA | 57 | 深澤スポーツ整体 |
6 | トレーナー | 斉藤 海 | KAI SAITO | 28 | 西早稲田整形外科 |
アズランシャーカップは1983年に始まった男子ホッケーの国際招待試合。マレーシア・ペラ州の元首長(1974年~2014年)でホッケーを熱心に支援し、マレーシアホッケーの父と呼ばれていたアズランシャー殿下が創設した大会。アズランシャー殿下は国際ホッケー連盟の副会長を1992年から2期務め、1997年~2014年までアジアホッケー連盟の会長を務めた。マレーシアでのワールドカップ開催(1975年と2022年)も主導した。
アズランシャーカップは当初、隔年開催だったが、1998年以降、毎年開催になった。2020年、2021年は新型コロナの影響で大会が中止となり、今回は3年ぶりの開催で第29回。
日本は過去4回出場し、1987年は6チーム中6位、2016年は7チーム中7位、2017年は6チーム中6位、2019年は6チーム中5位だった。前回大会は韓国が優勝し、インドが2位、マレーシアが3位だった。歴代優勝回数はオーストラリアが10回、インドが5回、パキスタンと韓国が3回、イギリスとドイツ、ニュージーランドが2回、オランダとアルゼンチンが1回となっている。
大会名 | 第29回 スルタン アズランシャーカップ(2022/イポー) |
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主催 | マレーシアホッケー連盟 |
開催都市 | マレーシア・イポー UTC+8 (日本との時差-1時間) |
日程 | 2022年11月1日(火)~11月10日(木)10日間 |
会場 | スルタン・アズランシャー・スタジアム |
出場国 | 6ヶ国/日本・マレーシア(ホスト国)・韓国・南アフリカ・パキスタン・エジプト |
試合方式 | 1回戦総当りのリーグ戦の後、その順位に基づいた順位決定戦を実施。 |
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