ホッケー男子、マレーシアに敗戦 3位決定戦へ/アズランシャーカップ

2022.11.08 19:30 | 日本代表

 男子ホッケーの国際大会「スルタンアズランシャーカップ」(マレーシア・イポー)に出場している日本代表サムライジャパン(世界ランキング17位/以下WR)は7日、第5戦でマレーシア(WR10位)と対戦し、2対4で敗れた。田中海渡(表示灯フラーテルホッケーチーム)、山田翔太(岐阜朝日クラブ)が得点を決めた。また、この試合で落合大将(LIEBE栃木)は国際試合出場数が100キャップ目となった。
 日本はグループリーグ5戦を終え、勝ち点7(2勝2敗1分)で6チーム中3位となり、日本時間9日21時15分から行われる3位決定戦でパキスタンと対戦する。

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3位決定戦でパキスタンと対戦

 今大会は6チームによる総当りのリーグ戦の後、その順位に基づいた順位決定戦が実施される。

■日本の試合日程(すべて日本時間)

サムライジャパン選手団

 ドイツリーグに参戦中の山﨑晃嗣を含め、東京2020オリンピック出場選手は11名(山﨑晃嗣、田中世蓮、落合大将、北里謙治、永井祐真、福田健太郎、大橋雅貴、田中海渡、山田翔太、吉川貴史、霧下義貴)が選出された。
 アズランシャーカップは全日本学生ホッケー選手権大会(インカレ)と日程が重なるため、SOMPO JAPAN CUP2022(8月)に出場した田中健太(立命館大学コーチ)や川村裕亮、高出大暉、川原大和(いずれも立命館大学)、永吉拳(天理大学)、丹羽巧磨(朝日大学)、佐伯郁海(福井工業大学)ら大学生の選手は選出されなかった。
 佐伯郁海の弟で、21歳以下日本代表候補選手の佐伯昂⼤が初選出された。島根県立横田高校の3年生で、インターハイと国体の2冠を達成している。

No.背番号Po.氏名NAME年齢Cap数チーム/所属先
11FW⼭﨑 晃嗣YAMASAKI Koji26111UHC Hamburg/(株)SCREENホールディングス
25MF⽥中 世蓮TANAKA Seren29123岐阜朝日クラブ/(公社)ぎふ瑞穂スポーツガーデン
36MF落合 ⼤将OCHIAI Hiromasa2895LIEBE栃木/北関東綜合警備保障(株)
410MF⼭⽔ 翼瑳YAMAMIZU Tsubasa2836表示灯フラーテルホッケーチーム/表示灯(株)
511FW北⾥ 謙治KITAZATO Kenji33169ALDER飯能/飯能市役所
612FW永井 祐真NAGAI Yuma2622岐阜朝日クラブ/ホンダロジコム(株)
714FB藤島 来葵FUJISHIMA Raiki2224ALDER飯能/コクボ消毒(株)
816MF落合 晴輝OCHIAI Haruki2613岐阜朝日クラブ/中日コプロ(株)
917FW福⽥ 健太郎FUKUDA Kentaro2772岐阜朝日クラブ/(株)美濃環境保全社
1018FW加藤 凌聖KATO Ryosei2524LIEBE栃木/栃木県スポーツ協会
1120FB⼤橋 雅貴OHASHI Masaki29114LIEBE栃木/北関東綜合警備保障(株)
1222MF⽥中 海渡TANAKA Kaito2659表示灯フラーテルホッケーチーム/表示灯(株)
1323FW河邉 皓星KAWABE Kosei238岐阜朝日クラブ/中日コプロ(株)
1425FB⼭⽥ 翔太YAMADA Shota27115岐阜朝日クラブ/アピ(株)
1527GK千原 健史CHIHARA Takeshi290表示灯フラーテルホッケーチーム/表示灯(株)
1630GK吉川 貴史YOSHIKAWA Takashi27114岐阜朝日クラブ/中日コプロ(株)
1732FB霧下 義貴KIRISHITA Yoshiki2375LIEBE栃木/栃木県スポーツ協会
1833FW佐伯 昂⼤SAEKI Kodai170島根県⽴横⽥⾼校

2022年9月30日・日本ホッケー協会発表
Cap数はFIHのtmsより算出(2022年10月5日時点)

スタッフ

No.役職氏名NAME所属年齢
1ヘッドコーチ髙橋 章AKIRA TAKAHASHI50(公社)日本ホッケー協会
2GKコーチ高瀬 克也KATSUYA TAKASE39(株)タカセキカク
3アシスタントコーチ山下 学MANABU YAMASHITA33(公社)日本ホッケー協会
4ゲームアナリスト中條 友博TOMOHIRO CHUJO33(公社)日本ホッケー協会
5トレーナー深澤 智明TOMOAKI FUKASAWA57深澤スポーツ整体
6トレーナー斉藤 海KAI SAITO28西早稲田整形外科

アズランシャーカップとは

 アズランシャーカップは1983年に始まった男子ホッケーの国際招待試合。マレーシア・ペラ州の元首長(1974年~2014年)でホッケーを熱心に支援し、マレーシアホッケーの父と呼ばれていたアズランシャー殿下が創設した大会。アズランシャー殿下は国際ホッケー連盟の副会長を1992年から2期務め、1997年~2014年までアジアホッケー連盟の会長を務めた。マレーシアでのワールドカップ開催(1975年と2022年)も主導した。
 アズランシャーカップは当初、隔年開催だったが、1998年以降、毎年開催になった。2020年、2021年は新型コロナの影響で大会が中止となり、今回は3年ぶりの開催で第29回。

前回、日本は5位

 日本は過去4回出場し、1987年は6チーム中6位、2016年は7チーム中7位、2017年は6チーム中6位、2019年は6チーム中5位だった。前回大会は韓国が優勝し、インドが2位、マレーシアが3位だった。歴代優勝回数はオーストラリアが10回、インドが5回、パキスタンと韓国が3回、イギリスとドイツ、ニュージーランドが2回、オランダとアルゼンチンが1回となっている。

大会概要

大会名第29回 スルタン アズランシャーカップ(2022/イポー)
主催マレーシアホッケー連盟
開催都市マレーシア・イポー UTC+8 (日本との時差-1時間)
日程2022年11月1日(火)~11月10日(木)10日間
会場スルタン・アズランシャー・スタジアム
出場国6ヶ国/日本・マレーシア(ホスト国)・韓国・南アフリカ・パキスタン・エジプト
試合方式1回戦総当りのリーグ戦の後、その順位に基づいた順位決定戦を実施。

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