【主将インタビュー】このU15で経験したことを活かし、さらに上を目指してオリンピック選手になれるように頑張ります/U15日本代表オールスター戦

2022.12.27 11:00

 U15ジュニアユースのオールスター戦が12月3日と4日にOSPホッケースタジアム(滋賀県米原市)で行われました。選考会で選ばれた男女各30人が2チームに分かれ、3試合を行いました。男子はBLUEとREDのチームに分かれ、BLUEが2勝、REDが1勝し、女子はWHITEとPINKに分かれ、PINKが1勝し、2戦は引き分けとなりました。

 今回、インタビューに応じていただいたのは4人のキャプテンです。

試合開始前の佐々木大輝くん(左)と古澤知宙くん(右) 撮影=坪内暁宣
握手を交わす丸山はなさん(左)と石原樹里さん(右) 撮影=坪内暁宣

大会前はどのような気持ちでしたか?

古澤「自分が日の丸をつけて戦えることに胸が高まっていました。また、今の自分がどこまでやれるのかという不安や緊張もありました」

佐々木「すごく楽しみでした」

力強いヒットを打つ佐々木大輝くん 撮影=坪内暁宣

石原「なかには、選考会ぶりに会う人もいたのでとても楽しみな気持ちと、どれくらい皆んなが成長しているのか、少し緊張していました」

丸山「全国のトップクラスの選手たちと一緒にプレーができることがとても楽しみでした。全日本中学生選手権のときは敵同士だった選手とも同じチームでプレーしたり生活したりすることに対して、とてもワクワクしていました。また、日の丸を背負ってさくらジャパンのユニフォームを着て日本代表としてプレーができるなど、楽しみがいっぱいでオールスター戦の日がとても待ち遠しかったです」

大会中印象的だったことはありますか?

古澤「3試合目のペナルティーコーナーで、先制した時です。僕たちは1試合目、2試合目とチャンスはあっても得点には繋がらず無得点でした。そこからチームとして戦術を見直したり、選手同士でコミュニケーションを取り合ったりしたので、全員の力が得点に結びついた瞬間はとても印象に残っています」

佐々木「試合のハーフタイムに自分たちで意見を共有して改善点を話し合っていたことです」

石原「1番を選ぶのは難しいけど、印象的だったのは、2試合目のピンクのタッチシュートです。味方からパスを受け、私がゴール前にヒットで打ったボールを味方がタッチして得点できた1点がとても印象的でした。ほとんど一緒にやったことがなくても信頼してタッチに飛び込んでくれて、点数につながったことがとても嬉しかったです」

ヒットでボールを送る石原樹里さん 撮影=坪内暁宣

丸山「大会が始まってすぐは、みんな緊張していたのもあってコミュニケーションが少なく、気まずい空気が流れていました。しかし、リズムトレーニングやアップの時間などで声掛けやハイタッチをかわしていくうちに、徐々にチームの雰囲気が良くなり、試合後には積極的に反省点や改善点を話し合えるようになりました。その結果、個人プレーからチームプレーが多くなり、攻めている時間も増えてきたのがとても印象的でした」

主将としての経験はどうでしたか?

古澤「主将としてうまくまとめられるか不安でした。主将として積極的にコミュニケーションをとり、チームを一つにまとめることができたことはとても貴重な経験になりました」

佐々木「貴重な経験ができたので、この経験をこれからのことに活かしていきたいです」

指示を出す古澤知宙くん

石原「なかなかできない貴重な経験ができてとても幸せでした。最初、少し不安な気持ちもありましたが、いつも通り楽しくできて嬉しかったです。今回経験できたことを大切に、これからも自分のチームを盛り上げられるように頑張りたいと思いました」

丸山「中学校の部活動とは違った責任の重さを感じました。私の指示が遅れると、チーム全体が遅れたり、チームのみんなが困ったりしてしまいます。だから、常に先のことを考えて行動しました。また、私が困っていたらチームのみんながサポートしてくれて、とても心強いチームだと感じました。私が主将をできたのは、周りの人の支えがあったからであり、絶対に一人ではできなかったと思います。仲間の大切さを改めて感じることができ、とても良い経験ができたと思います」

WHITEのキャプテンの丸山はなさん。今年の全日本中学生選手権の最優秀選手 撮影=坪内暁宣

大会の感想と今後の抱負について

佐々木「県外の選手たちと一緒にプレーできてすごく楽しかったです。高校でもU18に入れるようにこれからも頑張りたいです」

古澤「日本代表のキャプテンとして、日の丸の重みを感じながらプレーできたことはとても貴重な経験になりました。全国のトップレベルの選手とプレーして、たくさんのことを学べたし、自分自身の足りないことに気づくこともできました。今回学んだことを活かして、日々練習を重ね、目標であるオリンピック選手になれるよう頑張りたいと思います。
 最後に、オールスター戦を開催していただいたみなさん、本当にありがとうございました」

充実した大会となったU15男子日本代表 撮影=坪内暁宣

石原「全国から集まったホッケーが大好きな人たちと一緒にホッケーができて、とても嬉しく幸せな時間でした。ホッケー以外でも二日間沢山の人と話し、交流することができてよかったです!!
 ですが、ここはまだ通過点であるので満足せずに次の目標へと努力していきたいです。そして、このメンバーで上のステージでまた会って一緒にホッケーをしたいと思っているのでその日を楽しみにしてホッケーを続け、楽しみ、盛り上げていきたいです。これからも日本代表のユニフォームを着続けられるように、U18、U21も挑戦したいと思います!!ありがとうございました」

丸山「今回、日の丸を背負いプレーをして、日本代表という責任の重さを肌で感じることができました。レベルの高い選手たちが集まり、多くの選手たちからたくさんの刺激を受け、互いに互いを高め合うことがどれほど素晴らしいものなのか、また自分がどれほど未熟だったのか、改めて気が付くことができました。このU15で経験したことを活かし、U18・U21とさらに上を目指してオリンピック選手になれるように頑張ります。2日間でたくさんのことを学び経験し、たくさんの思い出ができました。みんなと一緒にプレーができてとても楽しかったです。
 今回のオールスター戦に携わっていただいた監督やコーチ、スタッフの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。次は、このメンバーで海外選手と戦えることを楽しみにしています!」

充実した大会となったU15女子日本代表 撮影=坪内暁宣

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