2024.01.27 21:20 | 海外
5人制ホッケーの世界一を決める国際大会、FIH Hockey5s World Cup(主催:国際ホッケー連盟(FIH)/以下、ホッケー5s W杯)が1月24日にオマーン・マスカットで開幕した。(写真=FIH/WorldSportpics)
女子は24日から27日まで、男子は28日から31日まで開催される。大会には開催国オマーンと、各大陸予選を勝ち抜いた15チーム(5大陸各3チーム)の計16チームが出場する。日本は男女ともアジア予選(Asian Hockey5s Qualifier/2023年8月オマーン・サラーラ)で敗れ、不出場。男子オーストラリア代表で日本人の両親を持つJun Sugio(杉尾 隼)が28日から始まる大会に出場予定。
・開催国:オマーン
・アフリカ:ケニア、ナイジェリア、
・パン・アメリカ:アメリカ、ウルグアイ、パラグアイ
・ヨーロッパ:オランダ、ポーランド、ウクライナ
・オセアニア:オーストラリア、ニュージーランド、フィジー
・アジア:インド、タイ、マレーシア
・開催国:オマーン
・アフリカ:エジプト、ケニア、ナイジェリア
・パン・アメリカ:アメリカ、トリニダード・トバゴ、ジャマイカ
・ヨーロッパ:オランダ、ポーランド、スイス
・オセアニア:オーストラリア、ニュージーランド、フィジー
・アジア:インド、パキスタン、マレーシア
16チームがA〜Dの4グループに分かれ、1回戦総当りのリーグ戦の後、各グループの1位と2位による準々決勝が行われ、勝者同士による準決勝、決勝が実施される。女子決勝戦はオランダ対インドの組み合わせとなった。
5人制ホッケー「ホッケー5s」は、7人制ラグビー、3人制バスケ「3x3」などスポーツのアーバン化が進む流れのなかで、FIHがデザインした新たな競技形式。その名前からもわかるように、各チーム5人の選手(ゴールキーパーを含む)がピッチに立ってプレーする。(今大会、ベンチは5名で、各チーム10名の選手で構成)。試合時間は前後半各15分間で、ハーフタイムに2分間の休憩がある。
フィールドの大きさは縦40m、横23.7m。フィールドを半分に分割するハーフライン(20m地点)と、それをさらに半分にするクオーターライン(10m地点)が引かれ、ペナルティースポット(ゴールラインから6.4m)もマークされる。ゴールラインを除いて、ピッチの四方は高さ25cmのボード(Boundary-boards)で囲まれており、いわゆる壁パスをすることができる。
11人制のようなシューティングサークルはなく、ハーフラインより敵陣がシューティングエリアとなる。ハーフラインからクオーターラインの間のヒットシュートはゴールのボードの高さ(46cm)より低いシュートのみゴールと認められる。クオーターラインよりゴール側のエリアは、シュートの高さの制限はない。
シューティングサークルがないため、ペナルティーコーナーもない。クオーターライン内で守備側が危険な反則をした場合、シュートアウトに似た「チャレンジ」が実施される。攻撃側のフィールドプレイヤー1名と、守備側のゴールキーパー1名が1対1で対峙。クオーターラインから6秒以内にゴールを決められるか争う。
ゴールは11人制と同じ大きさで、幅3.66m、高さ2.14m。選手が使用するスティックも11人制と同様に、最長105cm(41.3インチ)の非金属材料で作られたものを使用。(一般的な大人のサイズは 36.5または37.5インチ。プレーはスティックの平らな面のみを使用できる)
2014年のユースオリンピック出場をかけたアジア予選で、初めて国際ホッケー連盟(FIH)のイベントでホッケー5sの試合形式が使用された。ホッケー5sは、ユースオリンピックの本大会や、2015年のパシフィックゲームズ、2018年のアフリカユースゲームズでも使用された。2022年に、FIHが初めて男女シニア代表のホッケー5s大会をスイス・ローザンヌで開催。ワールドカップの開催は今大会が初となる。
大会名 | 第1回 ホッケー5s ワールドカップ(2024/マスカット) |
---|---|
主催 | 国際ホッケー連盟 |
開催都市 | オマーン・マスカット UTC+4 (日本との時差-5時間) |
日程 | 女子:2024年1月24日~1月27日、男子:2024年1月28日~31日 8日間 |
会場 | Hockey Oman Venue |
出場国 | 男女16ヶ国 |
試合方式 | 16チームがA〜Dの4グループに分かれ、1回戦総当りのリーグ戦の後、各グループの1位と2位による準々決勝が行われ、勝者同士による準決勝、決勝が実施される。 |