ホッケー男子 パキスタンと引き分け暫定2位をキープ/第30回アズランシャーカップ

2024.05.08 2:35 | 日本代表

 男子ホッケーの国際招待大会「第30回スルタンアズランシャーカップ」(マレーシア・イポー)は7日、大会第3日が行われ、日本代表サムライジャパン(世界ランキング16位/以下WR)は世界ランキング15位のパキスタンと1-1で引き分けた。
 前半は日本のペースで試合が進むが、得点できず、0-0。第3Q、河邉皓星(岐阜朝日クラブ/中日コプロ(株))がペナルティーコーナー(以下、PC)を獲得。永吉拳(LIEBE栃木/北関東綜合警備保障(株))のドラッグフリックシュートがゴール右隅に決まり、日本が先制点を挙げる。その後も日本がチャンスを多く作るがなかなか得点できない。試合終了間際にパキスタンにPCを与えてしまい、タッチシュートが決まって1-1となり、スコアは動かず、引き分けとなった。
 なお、この試合のPlayer of the matchに永吉が選ばれた。

▼試合ハイライト(7分15秒/Astro ArenaのYouTubeチャンネル)

▼プレー写真(ペラ州ホッケー協会のFacebookページ)

マレーシアがニュージーランドに勝利

 第1試合の韓国対カナダは1-0で韓国が勝利し、3戦1勝2敗。カナダは3連敗となった。
 第3試合は開催国マレーシアがニュージーランドを6-4で下し、3戦2勝1敗。ニュージーランドは3戦1勝2敗となった。

次戦は決勝進出をかけ、開催国マレーシアと対戦

 今大会は1回戦総当りのリーグ戦の後、1位と2位による決勝戦、3位と4位による3位決定戦、5位と6位による5位決定戦が実施される。現在、リーグ戦で2位につけているサムライジャパン。次戦は、日本時間5月8日(水)20時30分から暫定3位のマレーシア(WR15位)と対戦する。

■日本の試合日程(すべて日本時間)

アズランシャーカップとは

 アズランシャーカップは1983年に始まった男子ホッケーの国際招待試合。マレーシア・ペラ州の元首長(1974年~2014年)でホッケーを熱心に支援し、マレーシアホッケーの父と呼ばれたアズランシャー殿下が創設した大会。アズランシャー殿下は国際ホッケー連盟の副会長を1992年から2期務め、1997年~2014年までアジアホッケー連盟の会長を務めた。マレーシアでのワールドカップ開催(1975年と2022年)も主導した。
 アズランシャーカップは当初、隔年開催だったが、1998年以降、毎年開催になった。2020年、2021年は新型コロナの影響で大会が中止となり、2022年に3年ぶりに開催されが、2023年は年間を通じて国際大会が多く開催された影響で開催が見送られた。2年ぶりの開催となる今回が第30回。

前回、日本は4位

 日本は過去5回出場し、1987年は6チーム中6位、2016年は7チーム中7位、2017年は6チーム中6位、2019年は6チーム中5位、2022年は過去最高の4位だった。前回大会はマレーシアが優勝し、韓国が2位、パキスタンが3位だった。歴代優勝回数はオーストラリアが10回、インドが5回、パキスタンと韓国が3回、英国とドイツ、ニュージーランドが2回、マレーシアとオランダ、アルゼンチンが1回。

大会概要

大会名第30回 スルタン アズランシャーカップ(2024/イポー)
主催マレーシアホッケー連盟
開催都市マレーシア・イポー UTC+8 (日本との時差-1時間)
日程2024年5月4日(土)~5月11日(土)8日間
会場スルタン・アズランシャー・スタジアム
出場国6ヶ国/日本・ニュージーランド・韓国・マレーシア(ホスト国)・パキスタン・カナダ
試合方式1回戦総当りのリーグ戦の後、その順位に基づいた順位決定戦を実施。

■日本ホッケー協会の大会ページはこちら

関連記事